ポルシェターボ　１年前の菅生での悪夢！

ちょうど１年前になりますがポルシェの９６４のターボ仕様で菅生を走った時のことです。

まさに、悪夢のような出来事がおきました。

応援お願いします。

去年の１１月にできたばかりの９６４のボルトオンターボエンジンで菅生を走りました。
いろいろテストをしたかったのでちょうどいい耐久レースに参加することにしました。
４時間耐久レースで台数や車種も関係ないレギュレーションだったので友人のAE92と９６４のボルトオンターボの2台で参加しました。
レース目的より4時間出入り自由で走れればいいと思っていました。

私は、サーキットでポルシェに乗るのはこれが初めてで菅生も初めてでした。
予選のフリー走行が1時間あるのでセッテイングも含めてコースインしました。

ポルシェが結構参加していて皆さんかなり本気モードでGT-3やら964RSRやら993ターボなどバリバリスリックの車がたくさん参加していました。

とりあえずはじめてのコースと初めての車なのでゆっくりとコース見物のスロー走行から始めました。

ポルシェに乗って感じたのはまずそのボディ剛性の高さに驚きました。

このマシンはもともとアイドラーズのチャンピオンマシンだったこともありボディもロールバーを含めきっちりと作られています。

しかし、バリバリの事故車でもあります。

ポルシェはもっと癖があり乗りづらいと思っていましたが予想外の乗りやすさに驚きました。普段乗るレーシングカートと何か似ているような気がしました。

車にもコースにも慣れ少しずつペースアップしていきました。

前日、雨が降った為コース上はあちらこちらに川が流れていましたがあまり気にならない程度です。

エンジンは９６４のNAベースにピストンを削り圧縮を下げIHIのタービンを組んでいます。

ECUはMOTECで制御！　ブーストはあまりあげないで0.7仕様です。よくて350-400馬力仕様です。しかし、すごく乗りやすい！　どこからでも加速する感じで立ち上がりがめちゃくちゃ速い！

予選終了！

結果はなんと予想外の5番手！

しかも前はすべてスリックタイヤの車でした。

決勝は別にレースに来たわけではないので９２レビンが最初に走りその後交代交代で走るようにしました。

決勝グリットの５番目に普通の９２レビンが並んでいるのをみんな不思議そうな顔をしてみているのが結構笑えました。

決勝スタート！
９２は見る見る順位を下げ最終的には２０番手ぐらいまで落ちPIT　INして来ました。
ここで私と交代してポルシェでコースインしました。

コースインするとちょうど前にお客さんの964RSが見えました。
この964RSの乗り手はうまい乗り手でほとんどノーマルスペックのRSで筑波を1分２秒で走ります。

しかし、こちらはターボ！
直線は当然こちらのほうが速いはず！

全開モードで追いかけました。
向こうもこちらに気づいたみたいで全開で逃げ始めました。

インフィールドを着かず離れずでついていきバックストレートへ、、、
ターボパワーのフル加速で、ストレートエンドで並びかけました。
それからまたインフィールドへ、、、
菅生の最終コーナーは結構な登りです。
ほぼ３速全開で登っていきます。
ここで964RSをパスしました。

それからもう1周、相変わらずインフィールドではRSが着いて来る、、
さすがにうまいな、、、、

最終コーナーの手前の直線で今度は964RSRが視界にRSRはモロ、レーシングカー
しかし、直線はこちらのほうが速い！
最終コーナーでINへ、、、
3速全開から4速へシフトUP、、、、

ここで悲劇が起きた、、、、、

なんと！　4速へ入れたつもりが2速へ入ってしまった。
車のタコメーターは見たこともないところまで跳ね上がった！

慌ててクラッチを切ったがもう後の祭りだった。

ドロドロと音を立てながらピットへ、、

そのままリタイヤ、、、

これが今から1年前に起きた菅生の悲劇です！

皆さん熱くなりすぎのシフトミスには気をつけましょう！

これはのちにばらしたエンジンの写真です。

見事にピストンにバルブが当たった後があります。

バルブはすべて曲がっていた。

またロッカーアームの調整ネジも衝撃の為緩んで吹っ飛んでいました。

その代償は合計40万円なり、、、、、です。

ポルシェオーナーの方、くれぐれもご注意を、、、

PS　今度はスーパーカートRS125でリベンジだ、、、（全然懲りていません！）

参加中です。　応援よろしくお願いします。