993ターボ車検整備  964ターボ 慣らし完了

993ターボの車検メンテナンス。

今回は色々やります。

空冷ポルシェ最終モデルの

993ターボも20年選手の立派な旧車。

今回は、ブレーキキャリパー  OH

ブレーキディスク  パット交換。

ピストンシールはやはり劣化してますね。

これでブレーキ周りは完璧ですね。

続いてカムカバーからのオイル漏れがあるので交換ですが、993ターボはカムカバーGK交換は

バンパー外しのタービン脱着と、、、、

かなりの重整備となります。

何をするにも大変な車。

タービンは、ツインターボになってからウエストゲートではなくアクチエーター制御。

出口がラッパ形状でそこにブーストを逃すバルブが着きます。

ちなみにイエローバードで有名なRUF CTRはツインターボですがウエストゲート制御でした。

そしてフェラーリF 40も ツインターボでウエストゲート制御でしたね。

市販車でツインターボ  ウエストゲート制御の車はこの2台しか記憶にないですね。

共に超限定車、、、、、

量販市販車では流石にコストがかかり過ぎて無理でしょうね。

タービン。

こちらは、964Tの慣らし

やっと慣らし完了です。

あとは細かい部分を直してセッティングです。

ポルシェ930 ターボ エンジン分解完了。 その先へ、、

ポルシェ930ターボエンジン。

圧縮が低かった1番シリンダーは、、、

ピストンが溶けています。

間違いなくデトネーションですね。

こちらが正常なピストン。

1番シリンダー

これだと当然、、圧縮は低いですね。

ただ、街乗り程度だと普通に走ってしまう。

これがポルシェエンジンの怖いところですね。

こちらは、5番シリンダーのヘッドボルト、、、

折れていますね。

ピストンは、、、、

当然、、、リングが折れています。

そして、、コンロッドメタルも、、、

回っています。

ただ、、これは症状が浅く、、、

クランクまでは届いていませんでした、、、良かった。

コンロッドも、、、別のメタルを着けて測定も、、、OKです。

さーて、、

問題はこの先、、どうするか?  です。

このエンジンをOHしてフルコン制御で蘇らせるには、、、、

中古車、、だと、、かなり、、いい車が買える金額となります。

ベンツなら普通に AMGが、、、BMだと、、Mシリーズが、、

ポルシェなら、、996 997 の素のカレラなら、、、買えますね。

そこまでして、、、この930ターボを蘇らせる意味があるのか?

そこはもう、、、オーナーさんの判断でしかありません。

私たちチューナーの立ち入る領域ではありません。

お客さんは、、散々 悩まれた、末、、、、

蘇らせることを選ばれました。

ポルシェ930ターボは、スーパーカー世代の人間だと誰もが憧れた車です。

それは、21世紀になった今でも、、色褪せない魅力的な車だと思います。

最近の車は、家電と同じで、、どれだけ高性能な車を買っても、、10年後には、、その価値は

ほとんどありません。

でも、ポルシェ930ターボが、、これから10年経過したとき、、その価値は、、、、、

きちんと整備して調子よく乗っていれば、、、今よりもさらに、、びっくりするぐらいの価値になっているかもしれません。

オーナーさんは、そちらを選択されました。

だから私もこの930を全力で蘇らせます。

この先も空冷ポルシェターボが 走り続けられるように、、、

957 カイエン 燃料ポンプ交換  

957カイエンの燃料ポンプ 交換

燃料プレッシャー低下エラー が出たカイエン。

今回は、燃料ポンプ左右 と 燃料フィルター  プレッシャーレギュレター交換です。

カイエンの燃料ポンプは、後部座席の 下 左右に2個あります。

燃料ポンプの上に フィルター と レギュレターが付いています。

燃料ポンプを外すには特殊工具が必要ですが、、、

こちらは作りました。  無いものは作れです。

外した燃料ポンプ。

ポルシェも水冷になってから燃料ポンプは、INタンク式に代わりました。

カイエンに限らず911系もそうですね。

こちら新品。

左右でかわいくない金額がします。

念のためポンプリレーも交換。

これで燃料周りのパーツは、一通り交換しました。

完了です。

こちらは慣らし中の964T と クレスタ。

ともに1000km走りました。

こちらは、ハイエース用 OS技研 LSD。

しばらく欠品していましたが、また大量買いです。

ほぼ半分は予約で売れています。

冬が近いですので装着される方は、早めの予約をお願いします。