ポルシェ964ターボのボディーアライメント
ポルシェ ベンツ などの欧州車は、セレットというボディアライメント専用の治具があり大きな事故があった場合これに載せて修理します。
でも実際には、治具に直せていないいい加減な鈑金が非常に多いです。
これはオーナーさんの金銭的事情や保険の有無、、、はたまた鈑金屋さんの技術力にも左右されます。
今回、ウチの964GTもセレットに載せて分かったことが色々あります。
こういう治具もエンジンのデータロガーなどと同じで、数値が解っても結局それを読み解く技術がなければなんの意味もありません。
どうしてその数値になったのか? どうすれば元の数値に戻るのか?
そのあたりを理解している熟練のメカニックがいて初めて数値が役に立ちます。
今回は、その道何十年ポルシェを手掛けてきた熟練のメカニックにお願いしています。
治具にかけるために外した足回り関係。
こちらは会社に持ち帰り全てOHします。
フロントハブBG
キャリパーのシール類も全てOH。
レースカーだと毎年OHが基本ですがチューニングカーは何年も手付かずというのが多いですね。
この機会に足回りのブッシュ関係も全てピロボールにします。