LINK ECU ポルシェ964 完成

実は、1週間ぐらい前から体調が悪く風邪の様な症状ですが、なかなか熱が引かないので病院に行くと

肺炎であると診断されました。
今は、体調に支障のない程度で仕事をしています。
ここ数日は、ウチの会社に遊びに来ないで下さい。
感染する可能性があるので、、、、
LINKフルコンの続き。
空冷ポルシェをフルコンで動かす場合
1番ネックなのが水温センサーをどれで取るか? です。
当然、空冷なので水が存在しない。
でも、今時のフルコンは、どんなものでも水温センサーがなければ動かすことが出来ません。
水温センサーは、フルコンを動かすにあたりなくてはならないものだからです。
だから、空冷ポルシェの場合、水温センサーの代わりになるものとしてシリンダー温度センサーか?油温センサーを使います。
そうすると何が起きるか?
水温計  の代わりに油温計   シリンダー温度計
普通に使うとどうなるか?
油温と水温の違いは、水は熱しやすく冷めやすい。油は、それと全く逆の性質です。
水温の変わりに油温を使うとある一定の温度になるまでの立ち上がり方が、非常に遅い。
例えば、水が80度になるのに3分かかるとすると油は、10分以上かかります。
フルコンの設定で80度になるまでのアイドルコントロールバルブでアイドルUPして80度を超えたら閉じるという設定をしている場合。
油温センサーを使うと10分以上もファーストアイドルしている状態となります。
これだと使い物になりません。
今度は、シリンダー温度センサーの場合。
こちらはエンジンのシリンダー温度なので当然水温よりも早く立ち上がります。
そうするとファーストアイドルは、エンジンが十分に暖まらない状態で終わってしまいます。
だから、どちらのセンサーを使うにも水と良く似た動きをする様に擬似的なキャリブレーションをしてやる必要があるのです。
これが、空冷ポルシェをフルコンで動かす為の面倒くささです。
何回も使ったフルコンなら問題ありませんが初めて使うフルコンの場合すごく大変です。
これは、純正の温度センサーをLINKで動かす為にボルトの数値を調べているところです。
純正センサーは、純正のメーターを動かす配線に割り込ませるので単品でのΩを調べても動きません。
メーター側でプルUPされているのでLINK側ではプルUP OFFで動かします。
専門用語ですが、、、、
とりあえず、やっと動きました。
この車は、オイルクーラーファンが変な配線になっていたのでリレー側から動かせる様に配線を変更しました。
こちらも、LINKフルコンで95度になれば動く設定に。
もちろん、90度を下回れば勝手にファンは止まります。
高速でチェック。
いい感じになってきました。

930 カレラ OS技研 LSD取り付け。




930 カレラ。
915MT
OS技研のLSD取り付けです。
今度、サーキットを走る予定ですので
スタンダードではなく
スペシャルなサーキットSPCで設定しました。
カム角度とプレートの利かせ方を変更したサーキットSPCです。
あとは、追加のオイルクーラーを付ければ完成です。

LINK フルコン 964カレラ




LINKフルコン
964カレラエンジン。
今回は、stormを使用。
純正ECU及び配線類を全て撤去しての取り付けなので大変です。
こちらは、純正ECU配線。
964カレラは、スロットルポジションメーターを持たないので新規に取り付けです。
センサー類は、すべてキャリブレーションしなければならないのでオイルを沸騰させて温度ごとのセンサーΩを測定。
初めての車をフルコンで動かす場合は、結構面倒な作業が多いです。
ターボは、データがあるのですがNAとはセンサー類が、微妙に違います。
この辺りのデーター取りは、重要ですから仕方ないです。
エンジンは、搭載完了。
あとは、配線作業です。
こちらは、LINK制御のjzx90
こちらは、fury
ノックモニターをテスト中。
こちらは、デモ車なので、限界まで点火時期を詰めたいので思考錯誤中です。