930GT 公認車検  2名乗車 完了

930GT の公認車検。

正規ディラー車の89ターボ。

しかも改造範囲がハンパないので持ち込み構造変更は、相当厳しいです。

マフラー作り直し、、、、

サイレンサーがないと音量が無理。

そして 正規ディラー車はミツワ時代のマフラーの諸元が存在し

ベルト駆動のエアポンプが付いていないとダメという厳しさ。

これが並行車なら  諸元がないのでガスさえ通ればその先は追えないという曖昧な判断。

ベルト駆動のエアポンプ、、、930 964ターボのM30 M64エンジンには確かに付いています。

でも、このポンプが今現在も装着されている車はほぼ無いです。

付いてなくてもノーマル触媒をつければガスは通る為、通常の車検では確認されません。

でも、構造変更の場合  新規登録となる為、色々な細かい部分をチェックされるので大変です。

エアポンプを新たに装着

これ、、何用か?  解る人はすごい。

ワンオフ加工をして取り付け。

この車はエアコンレスなのでこの位置に取り付け。

公認車検の為にここまでやらすのか。というレベルです。

マフラーはこんな感じ、、、

これで4回目のチャレンジ。

やっと検査合格。

無事2名乗車の公認車両へ、、、

前オーナーから続く、、負の遺産をやっと現オーナーでクリア出来ました。

フルチューンターボの構造変更は、めちゃくちゃ大変です。

特に正規ディラー車両は大変。

でも、もうインチキ車検がまかり通る時代は終わりました。

今日は、このままこの車が大黒PAに現れてもお咎め無しですね。(笑)

無事恒例ぎしきは終わったので、

930ターボでの

筑波分ギリ  と   富士 50秒ギリ   目指して練習ですね。

この車両だと 両方可能だと思います。

あとは練習あるのみです。

964GT キャリパーOH フルピロ

964GTのキャリパーOH

フロントは、ブレンボの6PTOです。

この機会に全てOHです。

アーム 類のブッシュは全てピロボールへ交換。

MSさんのピロボールKITです。

フロントロアアーム。

10年も使えばぐずぐずですね。

外したブッシュはこんな感じ。

外したロアアームは綺麗にして取り付け準備。

リヤ側 ロアアーム。

こちらも全て分解。

交換していない車は全てこんな感じですね。

ガーディングアームの付け根。

ハブBGも交換です。

こちらもこの機会に綺麗にします。

リヤキャリパーもOH

これで全て完了です。

このまま鈑金屋さんへ持って行きます。

ボディアライメント

ポルシェ964ターボのボディーアライメント

ポルシェ ベンツ などの欧州車は、セレットというボディアライメント専用の治具があり大きな事故があった場合これに載せて修理します。

でも実際には、治具に直せていないいい加減な鈑金が非常に多いです。

これはオーナーさんの金銭的事情や保険の有無、、、はたまた鈑金屋さんの技術力にも左右されます。

今回、ウチの964GTもセレットに載せて分かったことが色々あります。

こういう治具もエンジンのデータロガーなどと同じで、数値が解っても結局それを読み解く技術がなければなんの意味もありません。

どうしてその数値になったのか?  どうすれば元の数値に戻るのか?

そのあたりを理解している熟練のメカニックがいて初めて数値が役に立ちます。

今回は、その道何十年ポルシェを手掛けてきた熟練のメカニックにお願いしています。

治具にかけるために外した足回り関係。

こちらは会社に持ち帰り全てOHします。

フロントハブBG

キャリパーのシール類も全てOH。

レースカーだと毎年OHが基本ですがチューニングカーは何年も手付かずというのが多いですね。

この機会に足回りのブッシュ関係も全てピロボールにします。