エンジンを乗せてからの作り物作業。
Yクラブさん 964ターボ エンジンOH7
Yクラブさん 964T
加工済みのピストン。
今回は、ピストンリセス加工。
993スーパースポーツカムの場合バルタイのTOPリフトが 1mm程度なので
それほどピストンとバルブのクリアランスは、狭くはないのですが
シフトミスやオーバーレブを考えた場合、リセスを彫っておいたほうが安心です。
ちなみにCTRカムの場合TOPリフトが3mm以上となるのでリセスを彫らないとピストンクリアランスは、
ほぼギリギリの状態です。
ギリギリのほうがエンジンパワーは出ます。
でもドライバーのスキルがないとシフトミス1回でバルブが簡単に曲がってしまいます。
どちらを選ぶかは、、、ドライバー次第です。
ピストンピンが入る部分も綺麗に鏡面仕上げをします。
組み込みの際にハンマーでたたかないとピストンピンが入らない??
なんて論外です。
ピストン重量合わせ。
コンロッドボルトは、定番のAPRの強化ボルトです。
タービン回収用オイルポンプも綺麗にOHします。
これで組み込み準備完了です。
Yクラブさん 964ターボ エンジンOH6
Yクラブさん 964T エンジン組み込みです。
まずは、 ヘッドボルトのタップ立て。
古いロックタイトなどをタップを立てることで綺麗にします。
同時にバリ取りも行います。
続いてクランクシャフトのラッピング作業。
ジャーナル径の測定も行ないます。
オイルポンプのOHと洗浄。
ヘッドも先に組みつけておきます。
クーパーリング加工済みのヘッドの
チタンリテーナーと強化バルブSPの組み合わせです。
バルブコッターは、新品に交換です。
この小さな部品ですがバルブとリテーナーを支える重要部品です。
これが砕けるとバルブがシリンダー内に落ちて、、、最悪の場合エンジン全損となります。
空冷ポルシェは、この部品の破損が案外多いです。
安い部品ですので必ず交換したほうがいいです。
SET長 合わせをしてバルブ組み込みです。
ヘッド完成です。