漫画 湾岸ミッドナイトに見るチューナーの心理

ヤングマガジンに連載中の漫画 湾岸ミッドナイトについて

車、好きの方なら1度は読んだことがあると思いますが?

内容そのものは、よくある展開の話ですが、それに出て来るチューナーの心理を実に鮮明に表現していることに感心させられます。

物語はアキオという主人公が悪魔のZと呼ばれるZ30(L型ツインターボ)に乗りブラックバード(ポルシェ964ターボ)と共に深夜の首都高でバトルを繰り広げるという展開の話です。

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毎回いろいろな挑戦者が現れ、いろいろなチューナーも出てきます。

何が1番興味深いかといいますと一人一人の車に対する考え方が明確に描かれているからです。

チューニングカーはその性質上、本気で乗るにはかなりの覚悟がいると思います。

そこには、たくさんのお金がかかり、多くの時間を費やさなければ本当に速い車にはなれません。(これは、サーキットでも同じことです。)

チューニングの仕事を長くやっているとそんなことが馬鹿らしく思えることがあります。

いつからか、好きだったことが少しずつ嫌いになってきます。

理由なんていくらでも探せばあるのでしょうがやはり本気で作った車にいい加減なお客が乗って簡単にブローさせてくる、なんていうのは典型的なパターンです。

チューナーの過去はほとんどの人が乗り手だったと思います。

お金がないから自分で作ろうが始まりだったと思います。

この漫画に出て来る地獄のチューナーの 北見さんのようなチューナーが現実にも、たくさん存在します。

誰よりも速く危ない車を作ることができるチューナーなのに商売が下手で店をつぶしてしまい業界を去っていく。

チューニングの仕事は、本当に自分の思うことをやろうとすると商売にならないものです。

時間と納期に制限されどこかで妥協しないと収入にはならないからです。

これは、作り手ばかりでなく乗り手にもいえることで、お金を払っても全然自分の思うような車に仕上がらない、結局はボッタクラれて終わった。などもよく耳にします。

チューニングカーはどこまで行っても公道を走る限り、反社会的な行為をする車でしかありません。

公道300km! 現在のチューニングカーだとあたりまえのように可能な世界であります。

非現実的な世界を舞台にしたこの漫画の魅力は主人公や登場人物がおろかな行為とわかりながら車を走らせているところにあると思います。

北見の台詞にこんなのがあります。

>>>人は誰もジャンキーにはなりたくない。 しかしジャンキーになってこそ初めてわかる世界もある。 公道300Km! その世界でしかわからないものが確かにある。<<<<

チューニングカーはレーシングカーと違い公道を速く走るのが目的。

そのことが唯一の存在価値でもあります。

車への考えやあり方を根底の部分から問いかけてくるこの漫画は凄く説得力があり考えさせられる作品です。

湾岸MIDNIGHT (29)

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“漫画 湾岸ミッドナイトに見るチューナーの心理” への5件の返信

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  2. はじめまして。
    私は、この漫画を単行本で買ってます。
    個人的にZ好きだからもありますが、考え方や人間関係など面白いですよね。
    確かに、趣味と商売は分けて考えないと本当に難しいと実感しています。
    車に対する思いが、どんどん薄れていく今日この頃です^^;

  3. コメント、ありがとうございます。
    私は、毎週、ヤンマガで読んでいます。
    本当に考えさせられることが多く勉強になります。
    今後の展開に期待しています。

  4. はじめまして!いつも楽しく・興味深く
    プログ読ませてもらっています。僕もこの漫画
    は好きで毎回単行本買ってます。(でも最近ちょっとストーリー的に飽きたような。。)
    この漫画をよんでって訳では無いのですが、物を作るとの難しさを考えさせられます。どこまでこだわりどこまですればいいのか?特にすごく目立つ訳でもない解る人にしか解らない事に
    どこまで追求すればいいのか?結局は自己満足なだけなんですかね?(^_^;)でもこれだけは解ります!人に喜ばれる仕事をしていきたいと!
    ちょっとかっこつけすぎてスミマセン。。
    プログ・お仕事がんばってください!!

  5. りょう さん
    コメントありがとうございます。
    人に喜ばれる仕事って大事ですよね。
    みんながそうなれば耐震強度の事件とか起らないはずですよね。

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