89 930ターボ ②




89年式   930ターボ
オールペンした車は、見えないところがパテ粉だらけ。
まずは、パテ粉を綺麗にするところから。
この白いの全部パテ粉ね。
こんな感じにとりあえず掃除。
これだけのパーツがあるので何から手をつけるか?
まずは、エンジンとMTを組み付けたいのでLSDの取り付け。
89ターボのMTのメインシャフトは、964カレラ2などと同じ太さです。
この部分が強化されるのは某雑誌では996GTー3からと書かれていますが本当は、964ターボからです。
LSDは、OS技研のスーパーロック。
オイルシール類は、全て交換です。
MT本体は、完成。
まだまだ、やる事がいっぱいです。

964ターボエンジン ~ 89 930ターボ




964ターボエンジンは、腰下組み付け。
ここまで、完成ですが
この先でパーツに問題があり少しストップです。
こちらの964ターボは、車検です。
エンジンマウントが、、、
以前の車検の時に、警告していたのですが2年乗り続けると中の液が全て飛んで完全に終わっています。
リジッドマウントに交換です。
こちらは、89の930ターボ。
ドンガラでロールバーを作ってオールペン。
いまどき930ターボ  しかも89年式で
こんな事する人は、希少。
でも、この車は4年越しでやっとここにやって来ました。
ダッシュボードやロールバーは、アルカンターラで仕上げられています。
走行距離が伸びると価値が下がるから乗らない人がいます。
チューニングすると価値が下がるからノーマルのまま。
決して悪い事ではありません。
でも、誰かが決めた価値観に縛られるよりも自分の価値観を持っている人が私は好きです。
人生 一度きりです。
自分が選んだ車と最後まで付き合う覚悟を持てた人は幸せです。
その手助けが出来ることを誇りに思います。

M64 ターボエンジン

ポルシェ M64エンジンの

エンジン組み。
ポルシェのエンジンは、国産車のエンジンに比べてバリは少ないのですが
それでもレースエンジンではないので
多少あります。
エンジンブロックやパーツのバリなんか別に取らなくても性能は変わりません。
だからメーカーも量産エンジンは流れ作業の組み付けなので機械加工されたままの状態がほとんどです。
じゃーどうして真面目なエンジン屋さんは、バリ取りするのか?
それは、バリの中にはそのうち粉となってエンジン内部に落ちてしまいそうなバリもあるからです。
あとは、自分が作業する過程でバリに手を引っ掛けて怪我をしたくない。
これ重要です。
私の師匠がよく言ってました。
客の為にやっているんじゃない。
自分が怪我しない為の仕事をしろと、、、
これエンジンの仕事だけではなく車の整備全般に言えます。
ちょっとしたステーをワンオフで作るときも素人は、ステーの角を切りっぱなし。
でもプロなら必ず切り端は、危なくないようにR加工します。
当たり前です。
そんなものに引っ掛けて怪我したくないからです。
だから、素人が触った車は触りたくない。
世の中には、素人みたいなプロもいっぱいいますからなんとも言えませんが、、、
話がそれてしまいました。
ヘッドの組み付けです。
ナプレックさんの強化バルブSPとクロモリリテーナー。
セット長合わせをして組み付けです。
クランクジャーナルも念のため計測。
腰下完成。
あとは、少し加工待ちです。