964 RSエンジン

ポルシェ 964の RSエンジンをO/H中です。

今回は、スルーボルトのOリング組み付けとヘッド周りです。

ポルシェエンジンの泣き所がこのスルーボルトのOリングからのオイル漏れです。


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この部分からオイルが漏れるとヘッド部分のすべてのパーツを外さないと交換できない為、エンジンO/Hとなります。

エンジンオイル漏れしているポルシェの下取り価格がディラーだと100万引き、、、
というのもこの部分からもれていたらO/Hしなければ直らないからです。

新品のOリングと念のためシール剤を塗って組みます。

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これがもともと付いていたOリング

このエンジンは、走行距離3万キロ なので程度は、いいほうです。

でもこんなにふやけています。

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シリンダーにバルブを組み込んで組み立て準備をしています。

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ピストンもシリンダーにSETします。

これは、メーカー整備書だと逆の手順なのですが、、、
絶対先にシリンダーにピストンを組んだほうがやりやすいと思えるからそうしています。

シリンダーが後の場合、、、ピストンリングを傷つけやすいと思うからです。

もともと、整備に絶対はないので自分のやりやすいほうを優先します。

このエンジンは、実際に車に取り付けるエンジンではなくスペアエンジンです。

RSのエンジンは、まず探しても出てくることはまずないので、、、、

スペアとしてRSのエンジンがあること自体がすごいことです。

買おうと思ってもタイミングが合わないと買えないですからね。

続きは、また次回で、、、