自分でお店を始めると今まで以上に多くの人と会います。
取引の関係上、、、今までとは違う立場として話が出来ます。
社長の気持ちって社長でないと解らないものだと初めて感じることも出来ます。
昔から付き合いのある中古車屋さんに挨拶に伺いました。
もう10年ぐらいの付き合いになるでしょうか?
いままでは、社長と一社員としての付き合いしかなかったのですが、
今は、その社長が話していることのひとつひとつが解るよな気がします。
自分で店を切り盛りするということはどこも大変なんだと、、、
その社長がこんなことを行っていました。
中古車屋としていろいろな店に外注として仕事を出すのだが、
1番重要なのは、値段とクオリティーのバランスであると、、、
板金屋さんの話をすると今は、どんなにすばらしい機材を持っていても他とあまりにもかけ離れた
値段だと仕事が出せなくなるということ、、、
お客さんは、案外細かいところを見ている、、、
例えば板金をした車は、パテのとぎ汁がドアの隙間やサイドステップの下、、、ボンネットの中などに
残る場合が多い。
これを洗車の時にきちんと洗われているか?いないか?
でその板金屋さんのレベルが解るそうです。
細かいところまできちんと目が行き届いているということは、
お客さんにとっては、非常に重要なことであると。
もし、それが自分の車で出来上がってきたときに外装は、綺麗でもいろいろな部分にパテ粉がいっぱい
残っていたら、、、、やっぱりイヤですよね!
ある板金屋さんに仕事を出し引き取りにきた従業員が禁煙車のベンツをタバコをすいながら乗って帰った、、、
これをもしお客さんが見たらどう思うだろうか?
自分がその車のオーナーなら、、、
大きな外車ディラーが近くのガソリンスタンドに洗車の依頼をする。
スタンドのバイトの従業員は、洗車した後車を動かすのにAMGのメルセデスをわざと面白がってホイールスピン
させながら洗車機から出す。
自分が車のオーナーなら、、、許せない行為でなないだろうか?
その中古車屋の社長はそう言っていました。
私もまったく同感だと思います。
いい仕事やすばらしい技術以前にまず人とのかかわりがあり付き合いがある。
その会社や個人を信用してもらっているから仕事がもらえる。
そのことを深く感じた話でした。