整備の仕事を長くしていると、基本的なことを忘れることがあります。
知らず知らずのうちに自分の中で理解してしまっている。
こういうことが多いです。
私は、愛車ベンツE320(W124)のエンジンの調子がイマイチ悪かった。
エンジンの始動初期や温まってからなど濃い黒煙がマフラーから吹き、、、明らかに調子が悪いときがあります。
いろいろと原因を探ってみたのですが解らないで今まで乗っていました。
特に走りに影響するところではないので気にならないといえば気にならないからほったらかしに
していました。
水温センサーは変えた、、、エアフロも交換したばかり、、、、エンジンハーネスも対策済み、、
気になるのは、O2センサーとスロットルアクチュエーター
そして、イグニッションコイル、、、ECU本体、、、、
どれも金額がかかるものばかりなので別にこのままでいいかなーと思っていました。
しばらく、乗らない日が続き、、久々に乗ろうとすると、なんとバッテリーが上がっていました。
ベンツの純正バッテリーは、すごく長持ちするので有名ですが、さすがに7年は、寿命といったところでしょうか?
新品のバッテリーに交換しました。
欧州者のバッテリーは結構高価です。
そして、久々に車に乗ったのですが、なんだかいつもと違う感じがする。
あれーーーという感じでした。
何が、、、、と言いますと。
今まで調子が悪かった部分が直っている。
そうです。
調子が悪かったのは、、、なんと バッテリーのせいだった。
まさか! バッテリー
ほんと、初歩的なミスです。 バッテリーは大丈夫!
こういう気持ちが心のどこかにあった。
普通にオルタネーターが充電していて問題なく走っていたので気にも留めなかった。
初心は、忘れるべきではないということを思い知りました。
多くの知り合いのプロのメカニックに原因を聞いたのですが、誰一人バッテリーは、、、
というメカニックはいなかった。
もしかしたらあまり車に詳しくない素人に聞いていればバッテリーという言葉が出たかも知れません。
本当に恥ずかしい話です。
今のECU制御の車の場合、いろいろな部分で電気を使っています。
普通は、オルタネーターがきちんと充電していればバッテリーは予備的な部分なのでそれほど
重要ではないと思ってしまいますが、ここが盲点ですね!
いい勉強になりました。