本物の車乗り

23日に、エボリューションミーティングと呼ばれる筑波の走行会に行ってきました。

素人の最速ドライバーが集まる走行会として有名らしいのですが、
私は、初めて行ってきました。

というの国産のチューニングから10年ぐらい離れていましたので、
こういう走行会も久しぶりという感じです。


ここ2ヶ月ほど、環境の変化と共にサーキットに何回も足を運び国産車の速い車を多数見ましたが、
1番感じるのは、どうも馴染めないな、、、ということです。

速いのは、速いし、、、確かに車も出来上がっていてドライバーもうまい

でも、1番大事なことが何か欠けているような気がしてならない印象を受けました。

どこへ行っても  タイム、、、タイム、、、タイム、、の世界、、、、

素人でそこまでこだわる必要があるのか?

タイムを出したものはが偉いという何か根本的に違う走行会の姿がそこには、あります。

メカニックとして行っていてすごくつまらない世界、、、、、

タイムが出たものは、天狗になり俺は速いんだ!

出なかったものは、卑屈になり近寄るのもイヤになるような世界がそこにはあります。

そこまでやって車に乗るならプロになれよ!   と言いたくなります。

1番許せないのは、タイムが出たドライバーが偉そうにタイムが出なかった
ドライバーや初心者をけなすことです。

お前そんなに偉いのか!

と言いたくなります。

所詮自己満足の世界があり、周りの人間は何も面白くない!

レースなどでメカニックとドライバーが一丸となり駆け引きなどを考えながら
戦うのは、すごく面白くドライバーを勝たせたいという気持ちが出ますが、
今回は、やってもらって当たり前、、、、タイムが出たら自分の実力、、、みたいな
自己中心的な考えのドライバーが多いのに驚きです。

オーナーカー、、、オーナードライブで自分ひとりですべてを行いタイムを出すのであれば
自己中もOKだと思うのですが、みんなそれなりにいろいろなショップにお世話になり
やっている以上、もう少し気遣いの出来る人間にならなければ明日はない!  と思います。

ここ2ヶ月いろいろな走行会に行き、いろいろな国産車を見てきましたが、
はっきりいって全然ときめきませんでした。

それよりもこの前アイドラーズで見た速いポルシェのほうが心ときめくものがありました。

自分の方向性は、やはりそっちなんだなーと思いました。

自分でもう一度4輪でサーキット走るならポルシェが欲しいと、
最近真剣に思っています。

ポルシェなら10年乗るつもりでじっくり仕上げていけばいい、、、

一度に速い車を作るのではなく、いろいろなレベルを体感しながら速い車に仕上げていけばいい。

サーキットで車を煮詰めていくと1年は、あっという間に過ぎていきます。

気がつけばもう10年も乗っている、、、、

そういう世界です。

事実、筑波で10年前に知っているRX-7のSA22Cのドライバーを見ました。

10年間、同じ車で走っていました。

86時代に一緒に走ったことがある車がまだ現役でバリバリに進化した状態で
走っていました。

聞くところによるとSAのカリスマと呼ばれるまでになっていました。

本物の車乗りの姿がそこにはあるような気がしました。

時間がなく、話しかけられなかったのですが、今度、出会えば昔話が
いっぱい出来そうです。

好きな車に、自分のペースでずーっと乗り続ける。

私の目指す車との付き合い方は、こういう姿なんだと痛感しました。

タイムよりも速さよりも自分がやっていて本当に楽しいこと!

これがすべてのような気がします。

そういう車との付き合い方こそ本物であると思います。