タービンと排圧

エンジンとターボチャージャーの関係は、案外、奥が深く
難しいものです。

特に純正流用タービンなどを違う車に付けた場合は、
そのエンジンに見合ったタービンを付ける必要が出てきます。

よくこのタービンは、このエンジンとマッチングがいい、、、
などと言われるように、合う合わないが必ず発生します。


簡単にどのタービンが合うか合わないかを見極める基準として、
ブーストと俳圧の関係があります。

通常のターボ車には、必ずブースト計が付いていますが、俳圧計は、付いていません。

タービンの俳圧を見ることである程度のタービンの能力がわかります。

やり方は、簡単で、エキマニにPTなどでタップを彫り、ブースト計を取り付けます。

通常と同じブースト計でかまいません。

これで、ブーストがいくつの時に俳圧がどれくらい掛かっているかわかります。

もし、ブーストの対して俳圧が異常に高い場合、明らかにタービンの容量不足となります。

EXハウジングを大きくするか! カットバックやハイフロー加工が必要となります。

また、逆には俳圧が以上に低い場合、、、
エンジンに対してタービンが大きすぎるということになります。

これらのマッチングは、初めて使用するエンジンとタービンの場合は、やってみないと解らない
部分が非常に多いです。

いまだに結構、成功したり失敗したりの繰り返しとなります。

だから、チューニング屋は、情報というのを大切にします。

顔見知りのショップに聞いて回ればだいたいの情報がつかめます。

情報をもらったり与えたりして、互いに強力し合っています。

だから、お客さんの情報もあっというまに広まります。

要注意人物のお客さんは、どこの店にも入れなくなる。

それぐらい狭い業界でもあります。