東京モーターショーに見る新型GT-R

東京モーターショーで新型GT-Rを見てきたのですが、
全然中身を知らなかったので驚きました。

1番びっくりしたのは、やはり別体のトランスアクスルです。

リヤデフと一体のトランスアクスルにすることで重量配分をイーブンに出来るのとエンジンが直接
結びつかないことで、回転振動によるねじれがなくなる。

車にとっては理想的な方法だと思います。


しかし、この方法を国産車が、やってくるとは正直思いませんでした。

MTのギヤ比も  1速が4.0で  2速が2.3   

思うに1速は、発進専用で 2速から5速までは恐ろしくクロスしています。

そして6速はオーバードライブ

実際に日本のサーキットでは、2速から5速までしか必要ないはず、、、、

これを考えてのギヤ比の選択なのかと思ってしまいました。

たぶんニュルを7分38秒で走った車は、日本仕様の車ではないんじゃないかな? などと思ってしまいました。

今日、知り合いのチューナーと話していたのですが、GT-Rを買う人の層ってどのレベルの人なのでしょうか?

777万円  諸費用等を含めると 800万円オーバーです。

はっきりいって付いているパーツを見ると安い!と思える車だと思います。

しかし、これを購入する人は、どんな人?  と思ってしまいます。

たとえば、お金に本当に余裕のある人なら、ポルシェ997ターボとGT-3 RS が1800万円代

M3が1000万円     M5  が1500万円

これらと比べれば、全然安いのですが、本当のお金持ちは、GT-Rを選ばないんじゃないか?
という話をしました。

「もし、2000万円自由になるお金があったら、ポルシェ買うよね!」

という話で盛り上がりました。

車好きってやはり憧れがあってフェラーリやポルシェってどこまでいっても変わることのない存在であると思います。

速さだけで選ぶなら1年で車を乗り換えなくては最速の車に乗り続けることは出来ません。

そうなるとGT-Rの購入層は、日本でいえば、少しお金に余裕のある団塊の世代の方々?

若者は、まず買えないでしょうし、、、本当のお金持ちは、買わないし、、、

サーキット走りたい人は、簡単にチューニングできないのでつまらないでしょう。

でも、実際1200台の注文が入っているといいます。

うーん、誰が買うのでしょう?

もし、このメルマガの読者の方で購入される方は、でひお知らせください。

ポルシェの技術担当者がTVで面白いことを言っていました。

国産車に、ポルシェに対抗する車が登場しましたね!という問いに

「ポルシェは、昔からスーパーカーを作ってきました、、、
乗用車をずーっと作ってきたメーカーが1台だけ作るスーパーカーとは違うのだと」

この発言がすべてを物語っているような気がします。

GT-Rがどこまで世界の壁に立ち向かえるか?

それはやはりどれぐらい実際に売れてユーザーに評価されるかにかかっています。

R32時代は、日本でのみしか販売されなかったGT-Rが
今度は、世界で評価されるときがやってきたのだと思います。

でひ期待したいものです。