レージングカートの世界

レーシングカートを始めてもう10年以上になるのですが、
始まりは、AE86に乗っていた頃、お客さんでカートをやっている人に
誘われました。

いらないカートがあるから1台あげます!

一緒にやりましょう!

というのがきっかけでした。


昔からレーシングカートには興味があったのですが、
いまいちとっつきにくいところがありましたので
はじめるには、いい機会だと思い始めました。

最初に秋が瀬サーキットで主催する体験走行会に
友人と二人で行きました。

レンタルカートの遠心クラッチ付のエンジンが付いたカートで
秋が瀬サーキットを5週ぐらいする走行会でした。

始めて乗った体験としましては、4ストのレンタルカートでタイヤもボロボロ
という状態でしたので、全然たいしたことないな!

という印象でした。

それから、いただいたカートをメンテナンスして、
新品のスリックタイヤを履いて
初めて同じサーキットを走ったのですが、
これがもうビックリの連続でした。

世の中にこんなに速くコーナーを曲がれるものがあるんだー、、、と感動しました。

エンジンもKT100の2ストでスタンダードでも16000回転ぐらい回りますので
初心者には、十分な速さでした。

レーシングカートは、4輪と違い横Gが半端でなくかかります。

初心者だと10週走るともう腕がパンパンになってしまいます。

その頃は、若かったので体力は十分ありましたので、
1日で秋が瀬サーキットを250週ぐらいした覚えがあります。

もう、、楽しくて楽しくて、、、疲れているのも忘れるぐらいカートに乗っていました。

レーシングカートの魅力は、ショートコースを走るマシンとしては、
間違いなく地上最速であるということです。

それは、この記事に書いています。

http://hiro-shop.biz/idaf/data/4852.html

そして、こんなにすばらしいマシンが、新車でも50万も出せば買えてしまうこと、、、

そして、走行料金も1日走っても6000円程度しかかからないこと、、、、

もう、走りが好きな人には、これほど速くてお金がかからない乗り物はでったいにないと
思います。

カートのスタンダードエンジンであるKTはヤマハの2スト
100ccのピストンバルブのエンジンです。

シリンダーも鉄シリンダーでボーリングが容易にでき
オーバーサイズピストンもたくさんあるので
ボーリングをして使い続ければ何年でも使えます。

事実、私は、KTエンジンをノンO/Hで3年間乗っていました。

KTエンジンは、ピストンバルブですのでそれほど高回転エンジンではありませんが
カート入門者がはじめて乗るエンジンとしては十分なパワーを発揮します。

逆にいえばKTを経験しなければリードバルブやロータリーバルブなどのハイチューンなエンジンを
乗りこなすことは不可能です。

私は、現在MTカートというものに乗っています。

MTカートは、4輪の車と同じようにフルサーキットを走ることが目的で作られたカートです。

カートを始めたとき4輪でもAE86でレースをしていましたので、
いつかは、カートでもフルコースを走りたいという思いがありました。

MTカートはカートの中でも最高峰のマシンです。

フロントにもブレーキを装着して、エンジンもバイク用の125ccのエンジンを使用します。

速いマシンだと最高速も200kmオーバーでタイムもポルシェのカップカーに近いタイムで走ります。

そして何よりあの広いサーキットをレーシングカートで走る開放感がたまりません。

シーケンシャル6速のドグミッションは、スタートのみクラッチを使いますが、
走り始めればクラッチを一切使いません。

本当のGTマシンに乗っているような感覚です。

地上最速の乗り物体験がしたい方は、
でひレーシングカートに乗ってみてください。

車好きの方ならでったいにはまります。