ポルシェという車を語る上で、この車ほど印象深かった車は、他にはないでしょう。
RUF イエローバード
RUF CTRは、1990年初頭まで世界のロードカーの頂点に君臨していました。
私が始めてみたのは、カーグラの映像だったと思います。
当時は、バブル景気ですごい車が多数販売されました。
F40 ポルシェ959 、、、、
でもこれらの車を凌ぐ最高速339.9Kmをたたき出した車がありました。
それがRUF CTR 別名 イエローバードです。
この車の凄さは、後の最速ロードカーとして名を轟かせたマクラーレンF1とは違い
ノーマルのポルシェ930ターボがベースであるということです。
もちろんホワイトボディからの生産や各部にスペシャルな部品は使われていますが
基本的なレイアウトは、市販車のままです。
RUF CTR イエローバードがどれだけ速いか!
この画像を見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=DHs0umrOkJ0
3.4L K26ツインターボ 469馬力 そして車重がわずか1150K
6速MTの3速もあれば日本のほとんどの公道を走れてしまいます。
ポルシェにはいろいろなスペシャルモデルが存在します。
でもこの車ほどチューナー心をくすぐる車は、他にはないでしょう。
RUFの6速MTは、通常の6速MTとは違い4速がほぼ1,000です。
通常の6速MTは、5速を直結(1,000)にして、1速から5速の間をよりクロスさせて
加速をよくします。
車の最高速は、MTが直結状態のときが1番負担が軽く
パワーを生かすことが出来ます。
オーバードライブギア(1.000以上)を使うとパワーのない車は、エンジンに
負担がかかるため失速します。
RUFは、この時代にオーバードライブギアを2速も使い、339Kmもの最高速を記録しました。
軽さとパワーがなし得たRUFマジックがそこにあります。
これがもし、今現在のシーケンシャルMTを使い、ファイナルをハイギヤードにして、
6速が直結になるようなMT設定で走れば、、、、、
もっとすばらしい記録が出たかもしれません。
車のチューニングを語る上では、欠かすことの出来ない車が、、、、、
RUF CTR イエローバード です。
今、これに限りなく近い930ターボをメンテナンスしています。
20年経った今でもその輝きを失わないのは、さすがポルシェだと思います。