ポルシェ3.3L ターボのポート

ポルシェの3.3Lターボのエンジンは、M30形と呼ばれるエンジンで
964のカレラ2のM64形とは、異なるエンジンです。

この両者の大きな違いは、排気量は、もちろんですが、M30は、ターボエンジンなので
低速トルクの関係でインマニのポートが非常に小さいです。

このエンジンを今チューニング中なのですが、純正のKEジェトロを無くして
3.2カレラのインマニを使用して、MOTEC制御で動かします。


3.3Lターボ ポート3.3Lターボ ポート2

3.2カレラのマニと3.3Lターボのマニホールドでは、全然大きさが違います。

3.2カレラのマニホールドのほうが2回り近く大きいです。

これは、チューニングする上では、逆にすごくいいことです。

ヘッドそのものの肉厚は同じなので、ポートの拡大加工が出来るので
高回転時のパワーには、大きく影響します。

低速トルクも元々のターボのカムは、オーバーラップが非常に少ないので
違うカムを使うことで十分対応できます。

しかも、MOTECで制御すればKEジェトロとは違い細かく制御が可能です。

ポルシェのチューニングターボは3.3Lをベースに作ることが多くあります。

3.6Lよりも3.3Lのほうがピストンのシリンダーの厚みに余裕があります。

耐久性やハイブーストに関しては、3.3Lのほうが有利となるからです。

このターボは、K26ツインのフルチューンです。

今後の展開が楽しみです。