BPエンジンは、マツダのロードスターに搭載されているエンジンとして有名ですが、
そもそもの設計は、ファミリアなどのB6と呼ばれるブロックを使っています。
ブロック自体の設計でいえば86の4AGと同じぐらい古いエンジンです。
最近BPエンジンのチューニング依頼がありエンジンを作成しているのですが、
エンジンのブロック部分の設計が悪くチューニングには、あまり向かないエンジンです。
クランクシャフトのベアリングキャップは、エンジンブロックと同じかブロックより中に入っているほうが
キャップ自体の強度は、上がります。
でも、その分、エンジンのブロックを長く作らなければならないのでブロックが重くなります。
国産車でブロックのスカート部分がないエンジンの代表格は、Z32のVG30DETTです。
このエンジンは、オイルパンを取るとクランクが丸見えになるほどショートスカートのエンジンです。
だから、RBなどと比べてブロック強度が全然ありません。
昔のゼロヨンで走行途中にクランクが吹っ飛んだ、なんていうエピソードもあるぐらいです。
ロードスターのBPも直4にしては珍しくスカート部分が短いです。
よく、BPエンジンは、クランク強度が無いと、聞きます。
また、オイルポンプも4AGなどより小さいので油圧もかかりにくいエンジンでもあります。
このエンジンをどのように速くしようか?考え中です。