3つの異なる車

この前、偶然にも同時に3つのドイツ車に乗る機会がありました。

その車は、

ポルシェ964 レーシング 3.8

ポルシェ964 3.3ターボ

AMGメルセデス W210 E55

です。


どれも今となってはそれほど新しい車ではないのですが、さすがにドイツ車、、、、
と思える車達です。

964レーシングは、ロールバーやキルスイッチが付き
エアコン無しのバリバリのレーシングモデルです。

エンジンの吹け上がりやレスポンスなどは、
普通のカレラ2とは比べものにならないぐらいすばらしいものです。

964 3.3ターボは、凄く乗りやすい車です。

ダブルマスのクラッチとハイレンジなMTのギヤ比が都内の渋滞でも疲れずに走れる車でもあります。
KEジェトロという燃料制御は、今の時代には、古臭さも感じますが、
20年ほど前の車でこれほどのクオリティーを実現できるのもさすがポルシェだと思います。

AMG E55

あの名車500EなきあとAMGが作り上げたEクラスの最高峰

エンジンは、シングルカムの3バルブ、、、ブロックはオープンデッキになり
メカニカル面では、W124と比べてコスト削減をもろに受けたモデルです。

逆に言えばよくこの条件のエンジンですばらしい走りを実現したAMGに拍手を送りたいです。

走り、トルク感共に3バルブのエンジンとは思えないぐらいの品質です。

品質で選ぶなら、ドイツ車と日本車にかなう車は世界的に見てもありません。

ものづくりという目線で自動車業界を見れば、やはり最先端はドイツ車であったと思います。

そしてそれを上手い具合にマネをし進化させてきた日本車も立派です。

日産のL型エンジンの元祖は、メルセデスの直6エンジンであるのは有名な話です。

R32 GT-Rが縦置きに4WDでセンセーショナルなデビューを果しましたがこれの大元も
ベンツのW124の4マチックが元祖でもあります。

ドイツ車のいいところをより良く改良したのが日本車のすばらしいところです。

日本車は、壊れない、、、、

これは、車を選ぶ上では、最強の武器となります。
アメリカでクレーム率が1番低い車としてレクサスが選ばれたことも
このことを証明しています。

じゃー壊れないことをの除いた日本車の評価は!、、、、

車を道具として扱う場合に1番重要なのは、壊れないことです。

壊れると自分の生活に支障をきたします。またそれ以上にお金がかかります。

でも、車が好きで車を道具として扱わないで、自分自身のパートナーだと思う人が選ぶ車は、、、、

壊れない車ということだけで選択できるものではありません。

魅力的な車、、、、、本当にお金を出して欲しい車、、、

そう考えると、ノーマルの日本車に魅力的な車は少なくなります。

R32 GT-R  NSX  FD3S  80スープラ  ランサー インプレッサ

私は、個人的には、R32 GT-RとFD3Sは、大好きです。

それは、チューニングをすると劇的に変化する車であると知っているからです。

でも、相対する車が、フェラーリであったり、ポルシェであったり、 ベンツだったら、、、、

この3台と比べると根本的な車の作りやコンセプトが違いすぎるように思えます。

もちろん値段も全然違いますが、、、

もし、お金を気にせずに車を選ぶことが出来たら、、、

何を選びますか?

どんな車でも買えるぐらいの財力がある人が最後に選ぶ車っていったい何なのでしょう!

それは、とんでもないスーパーカーなのか、高級サルーンなのか!、大衆車なのか!

凄く興味があります。

あなたなら何を選びますか?