★チューナーの車選び!
最近いろいろなこの世界の人達と話をするのですが、そこで必ずでてくるのは、
もし自分で車を買うなら何を買う!
という話です。
業界人ならどれを選ぶか! 興味ありませんか!
この世界の人間ということは、もちろんいろいろな車を知り尽くしたプロです。
でも、これはあくまで私の周りの話ですが、、、、
欲しい車は、年齢によりかなり分かれます。
若いメカニックに多いのは、やはり86などのチューニングのベース車両です。
人気は、86、RX-7 GT-R などになります。
やはり人気は、今の時代でもFRなんですねー
でもなぜか、S2000やアルテッタは人気がないです。
面白いことに速さと人気は、案外違うのだと思います。
特にチューニングをやっている人間には、ホンダ車は、あまり人気がないです。
イジらなくてもそれなりに速いエンジンは、あまり魅力的では、ないようです。
個人的にはS2000のエンジンを積んだスーパー7にはかなり憧れますが、、、、(作ってみたい!)
あと、私の周りは、外車関係のメカニックが多いのですが、ここでの人気は、やはりベンツ、ポルシェになります。
やはりこの2台が圧倒的です。
その中で、話をポルシェに絞ると、面白い答えが返ってきます。
本気でお金を出して今買うなら水冷のGT-3と考える人が多いです。
その理由として今の中古車市場で、空冷ポルシェは、べらぼうに高いからです。
特に964や993のマニュアルは、年々高くなり相場以上のプレミア価格になってきています。
2,3年前に、探せば500万円台であった964RSも今探せば800万円ぐらいします。
乗っている人も高いのを知っているから手放しません。
993RSに関しては、もっと異常な値段がついています。
プロが車を探す際に、1番気にするのは、その車に見合った価格であるかどうかです。
もし今、800万出して964RSを買うなら996 GT-3が買えてしまいます。
コレクションとして所有するならRSは、凄くいい車ですが、現代の技術を兼ね備えたGTー3と比べてどうなの!と思ってしまうのです。
そして、こんなことも考えます。
そんなにお金を出して買う覚悟があるのなら安いベース車両を買って自分でイジろうと思うわけです。
例えば古い930のベース車両をまず見つける。
もともとMOTECなどで動かすつもりなら別にエンジンが載っていない不動車でもいいわけです。
探せば30ー50万ぐらいで見つかるでしょう。
そしてエンジンを探して載せる、、、、
ボディをどうしようか考える、、、
もともと割り切った車と覚悟すれば色々な事ができます。
仕事柄パーツもいっぱいありますし安く探すのも簡単です。
そして自分が携わる時間を工賃と割り切れば通常の半額以下のお金で素晴らしい車が作れてしまいます。
これがこの世界に生きるものの車の選び方だと思います。
みんな給料が安くてポルシェなんか乗れるメカニックは、少ないです。
でも、自分で車を作るという思いさえあれば乗ることは可能なのです。
やはり最後は気持ち次第なんだと思います。