団塊の世代がチューニング業界に残したもの!

団塊の世代の退職が世間のニュースでも取り上げられています。

団塊の世代がチューニング業界に残したものは果てしなく、、、
そして、チューニングの歴史でもありました。

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車のチューニングにはたくさんの技術屋さんが関係します。

ことエンジンに関しましては、内燃機屋さんの加工技術がその80%を左右します。

最近、エンジンの加工を依頼して感じることは、どこへ出してもまず納期が遅い!
けして仕事が混み合っているわけではないのに1週間以上かかるケースがほとんどです。

これは、ずばり加工屋さんの技術が低下し機械まかせの仕事になってしまったからだと思います。

その昔、池袋に栄ボーリングというその道のスペシャリストが集まる加工屋さんがありました。

職人さんの平均年齢はその当時で50歳以上でまさにたたき上げの職人さんばかりが集まる工場でした。

エンジンのシートカットやガイド入れ替えなどはその日に持ち込めば明くる日に出来上がるぐらいのペースの仕事でしたが、その出来上がりもすばらしかった。

また、ビッグバルブなどの加工もヘッドを持ち込み{このヘッドに入る1番大きいバルブをお願いします。}で最高のエンジンが完成していた。

ゼロヨンや最高速をはじめ多くのチューナーがこの工場にお世話になっていたと思います。

栄ボーリングは従業員の年齢の上昇と共に工場を閉めました。

まさに、団塊の世代の職人たちは第一線から姿を消しました。

これを受け継ぐ職人は現れなかった。

日本の産業の要はこうした多くの下町の工業から誕生した。

それが今なくなろうといています。

先日、トラストの営業が来て、{新しい車高調を発売しました。}とカタログを持ってきました。

いまさら車高調なの? と私は、聞きました。

{これどこで作っているの?} の問いかけに

マレーシアです。 と答えられました。

メイドイン JAPAN がますますなくなってゆく、、、、

本当にこれでいいのだろうか?、、、、、、

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“団塊の世代がチューニング業界に残したもの!” への1件の返信

  1. カキコ頂き飛んで参りました。
    こちらの記事を拝見し・・・
    まさに同じ香りの内容で、書き込んで下さった理由がわかったような気がしました。
    技術の継承というのは本当に難しいですね。
    かく言う私も、接点式レギュレータ交換せざるをえない1人だったんですが。。(ToT)
    こんな拙いわたくしですが、
    どうか今後ともよろしくお願いします。

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