MOTECは最強のECUか! その2

前回の続きです。

前回はこちら

Motecの種類について、

motac 2

Motecにはたくさんの種類があります。

その中でももっとも安くスタンダードなのがM4です。

その上にはM48 M400 M600 M800 などがあります。

それぞれに特徴があり使える機能面なども違います。

具体的な内容はAVOのWEBを参考にしてください。

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私が使ってみての最大の特徴は、M4はDOS-V画面上で動きますので、昔の純正コンピューターのロムチューンのような感覚での操作になります。

対して、M400,M600,M800はwindows上で作動します。

こちらはVプロなどと同じような操作になります。

また、MOTECは画面がすべて英語表示なので、一連の操作を覚えるまでは何がなんだかわかりません。

また、初期のSET-UPなどは出来ることが多いだけに非常に難解です。

この点も踏まえますと、M4からはじめるのがベストです。

M4には日本語のヘルプ場面も含まれていますので参考になります。

M4をマスターすることがMOTECの操作を覚えるうえでの一番の近道になります。

私は、M600やM800も使いましたが、逆に古臭いDOS-V画面のM4が一番使いやすく思います。

さて、両者の違いはいったいなに?

ようは、M4は4気筒までのエンジンのシーケンシャル噴射ができM800は12気筒までのシーケンシャル噴射ができるという、CPU自体のドライバーの違いです。

シーケンシャル噴射の最大の利点は街乗り車両などにおける燃費やエミッションの向上です。

直噴エンジンのようにバルブが開いた瞬間に燃焼分の燃料を気筒別に噴射するのは、エンジンにおける理想のインジェクター制御です。

しかし、実際にMOTECまで購入して、車をチューニングする人の目的は何でしょうか?

それは、私が思うに、速さへの追求ではないでしょうか?

実際に割り切ったレース仕様の車両だと、私の考えだとたとえV12気筒エンジンでも、M4で充分だと思います。

それはなぜか?

レースや走行会を前提とした車両は、全開におけるMAPを最優先にする為、シーケンシャルでもセミシーケンシャルでも、または全気筒同時噴射でもたいして変わらないからです。

ようするに、V12気筒をM4で全気筒同時噴射で制御することは、可能です。

それによって、失われるのは低回転時の燃費の悪さや細かな制御です。

でも、サーキットでは、必要としない部分でもあります。

車の選び方や、パーツの選択には、自分がその車で何をしたいのか?、が1番重要だと思います。

ただのステータスで高価なパーツを買う必要はなく、ショップ側も必要ないものを薦める必要はないと思います。(もちろん街乗りメインのサーキット仕様のV12気筒などにはM800は最高の商品になります。)

これが私の考えでもあり、チューニングのあり方だと思います。

ここまで、読んでいただきありがとうございます。

次回はMOTECの具体的な使用例を紹介したいと思います。

それではまた、、、、

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“MOTECは最強のECUか! その2” への2件の返信

  1. これはめちゃ参考になりますねー。
    同じような議論になりますが、レース屋さんがSEVなどを否定するのを耳にしますが、あれも常用域の改善だと思うんですよ。ですから、街乗りメインの方にはメリットがあるのかな、と思ったり(使ったことないのでわかりませんが)。
    あ、僕はSEVのまわしものではありませんので(笑)。

  2. そうですね!、、、
    SEVも凄くつけている人が多いですね。
    私も、つけたことがないのでなんともいえませんが、知り合いが肩こりにもよく効くと言っていました。(笑)

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