ポルシェ964のLSDの取り付けです。
LSDの取り付けは、左のEXマニホールドを外しMTのデフボルトを外せば脱着できます。
LSDの取り付けはバックラッシュの調整やプリロードの調整が必要ですので一般の方が取り付けるにはある程度の知識と専用工具が必要です。
今回はOS技研製のLSDを取り付けました。
スーパーロックLSDという新商品です。
最近のLSDはハイテク化していてリングギヤの中にバネやプレートを入れて初期の利きを調整しているのがほとんどです。
その構造はメーカーによりまちまちです。
OS技研のはさすがに最新型だけありプレート枚数やピニオンギヤの作りがすごくよく出来ています。
イニシャル調整もピニオンギヤの中の特殊スプリングで行ないます。
ポルシェはRRの特性上 通常のLSDと違い逆1.5WAYです。
アクセルオンのときよりもOFFのときにのほうが効きが強くなるよう設定されています。
ポルシェのLSDを組むのに1番大変なのがバックラッシュを調整するプレートがサイドベアリングの中にあることです。1回、1回調整するのにプーリーを使ってベアリングを外さなければなりません。(これが結構大変、)
あとはバックラッシュの調整も特殊工具が必要になります。
バックラッシュは100分の9-15mmぐらいでとります。
ポルシェの純正のLSDは効きが甘くサーキット走行にはぜひ社外のLSDを入れたいところです。
RRのトラクションを逃がさないためにもLSDは必需品をいえます。