ベンツのラダーフレーム

この前、SR20のラダーフレームの話をしました。

今日はベンツのラダーフレームです。

同じラダーフレームをベンツが作ればどうなるか?

ご覧ください。

mb 2

目に見て美しいものは高性能、、、これを機能美ともいいますが、、

どうですか!、、、この計算されつくした設計、、、、、

はじめからこういう形で作ろうと思わないと作れない設計です。

素晴らしいエンジニアの仕事です。

あとから足りない部分を補強したSRとはまるで違います。

こういうのを見せられると高くても欲しくなります。

ベンツはもっと自社ピーアールにエンジンの写真を使うべきだと思います。

こんなに素晴らしいアルミ鋳造技術があるのだから、、、

いつ見ても惚れ惚れします。

メルセデスオーナーでよかった!と思える瞬間です。

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PFCのブレーキパッド!

PFCのブレーキパッドは、サーキット志向の走り屋には絶対におすすめです。

数あるメタル系のブレーキパッドの中で、なんといってもナンバー1はPFCです

PFC 1

PFC=(パフォーマンンスフリクション)、、、なんてカッコいい名前!

私は86でバリバリにレースをやっていた頃からの愛用者です。

86のような軽量車種に使用するとまず減らない、、、、、

パッドより先にローターが減る、、、、

86に使用していた頃は、1年間パッド交換不要でした。

これは逆にいえばローターが減る、、、

それぐらい強烈なパッドです。

その秘密はPFCの開発コンセプトにあります。

PFCはもともとアメリカのNASAでスペースシャトル用に開発された商品です。

車と違いボタンひとつでフルロックさせても剥がれないパットとして開発されました。

異常なまでの高性能はここから来ています。

昔、知り合いのパッドメーカーの方に同じもの作れないの?、、と聞いたことがあります。

似たようなものはできても同じものは無理といわれました。

PFCはあくまでサーキット用です。

街乗りにはキーキーうるさくて乗れたものではありません。

念のために、、、、

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SR20エンジンってどうよ!

昔、国産エンジンのチューニングをおもにやっていた頃、SR20エンジンをよくO/Hしました。

いまだにSRは縁がありよくO/Hするのですが、、、、、、

今は、外車系のエンジン整備を手がけるのが本職になりベンツ、ポルシェをおもにやる機会が多く、これがエンジンの本来の姿などと自分なりに感心していました。

実際に何が国産車と違うの? など自分なりにもよーく観察したことがあります。

百聞は一見にしかず、、、、、

下の写真をご覧ください。
SR20のエンジンブロックです。

SR エンジン

続けてご覧ください。
ベンツのエンジンブロックです。

ベンツV12

同じアルミブロックです。

SRはクランクをベアリングキャップのみで押さえ、しかもいかにも間に合わせで作ったラダーフレームで補強しています。

それにくらべベンツはクランクそのものをブロックにより包み込みしかもベアリングキャップも1個に対して6つのボルトで締め付けています。

この考え方の違いはいったい何?

はじめてベンツのエンジンに触れたとき正直、鳥肌が立ちました。

ベンツのエンジン基準はアウトバーンを全開でガソリンがなくなるまでトラブルなく走れること、、、、

その為に必要な技術をすべてエンジンにつぎ込んでいます。

もしSRやその他の国産エンジンをアウトバーンで全開走行したら、、、、

特にオイルが3.5Lほどしか入らないSRエンジンなどはどうにもならないでしょう。

ベンツは直6のE320で8L近くのエンジンオイルが入ります。

これは油冷といわれるポルシェと同じぐらいの量です。

多くのオイルを高い油圧でエンジンに送る、、、、、

その為に高性能なオイルポンプを作る、、、

1番エンジンによい事を当たり前のようにできるメーカーがドイツ車には多く存在します。

ベンツ、ポルシェ、BMW、アウディー、互いに競い合いよいものを作ってきた結晶がそこにあるように思います。

国産車の品質は素晴らしいものがありますがことエンジンに関してはやはり全然です。

私はエンジン屋だからなおさらにドイツ車に心惹かれます。

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