オープンループとクローズドループ

今日は、LINKフルコンの話。

LINKフルコンは、ターボ車のブーストソレノイドの設定でオープンループとクローズドループを選べます。
簡単に説明すると
オープンループが昔ながらの機械式VVCでの制御で
クローズドループが最新の電気式EVCです。
オープンループは、垂れ流しのブースト制御。
例えば、ソレノイドを20%作動させた時にブーストが1Kだとすると
オープンループ設定だと常に20%作動させます。機械式VVCのダイヤルのように設定した数値が全てです。
でも、この方式だと使用条件が変わった場合でも同じ制御しか出来ないので安定性がよくないです。
これに対してクローズドループ制御は、
ブースト1Kに制御したソレノイドバルブが本当にブースト1Kかかっているのか?
監視する機能があります。
車のブーストは、回転数  使用ギヤで大きく変わってきます。
2速の4000の時に1Kかかっていたブーストが4速だと0.9Kに落ちてしまったり。
5速だと逆に上がりすぎてしまったり。
でも、これだと困りますよね。
それを監視出来るのがクローズドループ制御です。
ブースト1Kに制御した場合、どのような条件でもブーストを1Kに保てるように監視します。
でも、クローズドループにも欠点があります。
それは、制御設定が複雑過ぎて使いこなすのが大変です。
LINKフルコンに場合、初めからクローズドループ設定にするとハマります。
だから、初めは、オープンループで設定してブーストが安定しない車の場合、クローズドループに変更するのがおすすめです。
最新フルコンは、使える機能が多すぎるので日々勉強ですねー。
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