ポルシェのオイル交換

ポルシェほどオイル交換に関するトラブルが多い車も珍しいです。

普通の国産車しかメンテナンスをしたことがない整備工場では、オイルのレベルの見方を知りません。

先日も、冷えた状態でエンジンオイルを12Lも入れられて、そのまま走行してしまい白煙もくもうくになった車を見たことがあります。


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ブローバイの通路からエンジンオイルがインマニに入ってしまいオイルがインマニやEXマニにたまってエンジンオイルを抜いた後も白煙がもくもく出ます。

こうなるともう大騒ぎです。

すべての配管やインマニ、EXマニをはずして掃除しなくてはならないので、大変な作業です。

ポルシェの正しいオイルの入れ方は、

ポルシェはドライサンプだということを知ることです。

最近の水冷ポルシェは、ウエットサンプの車もあるので普通の入れ方で大丈夫ですが、空冷のドライサンプであるナロー、930、964,993の場合は、

始めに4Lほどオイルを入れてエンジンをかけます。

エンジンをかけることによりオイルポンプが回りオイルがエンジン内を循環します。

そして、オイルを足していきます。

ここで重要なのは、オイルクーラーが前にある964や993は、オイルタンクの下に、サーモスタットが付いています。

だから、エンジンをある程度温めてサーモスタッドが開いたのを確認してオイル量を確かめる必要があります。

ポルシェのエンジンオイル交換の工賃が高いのはこういった理由があり時間がかかるからです。

油温が上がり前にあるオイルクーラーにもオイルが回り始めたのを確認して初めてオイル量の調整をします。

オイルレベルメーターが正常な車は、レベルメーターでの確認でも大丈夫です。

アイドリングの油温が上がった状態でレベルゲージの真ん中から少し下ぐらいで充分です。

あまり入れすぎるとブローバイからのオイル戻りの原因となりますので注意が必要です。
(特にサーキット走行をする車は注意!)

特に930ターボなどは、入れすぎないことです。

あと、チューニングされている車で、アイドリングが高い車は、正確にオイル量が測れませんのでこれも要注意です。

外車は、国産車と比べて特別なメンテが必要な車がたくさんあります。

メンテナンス代をケチりその車を知らない工場に、整備をしてもらうと結局は、通常以上のお金がかかった、、などは、ほんと良く耳にする話です。

外車を購入する場合は、まず始めにその車をメンテナンスしてくれる工場を探しておくことことが、ぜったいに必要です。

人は、医者がいないと長生きは出来ません。

車も同じです。

自分の主治医をまず見つけることから始めましょう。

まあー車を使い捨てとしか扱わない人には関係のない話ですが、、、、


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“ポルシェのオイル交換” への2件の返信

  1. おお、私も若い頃1回やりました、入れすぎ…
    スティックゲージで上限一杯まで入れてしまったのですよ。オイルメーターで確認するのを怠りエライ目に遭いました。
    後で師匠にこってり怒られたのは言うまでもありません…

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