ポルシェのチューニング及びメンテナンス専門店
993エンジン
ヘッド部分の組み付け。
993エンジンは、バルブのステム径が９６４よりも1mm細い。
もちろん、フリクションロスを減らす為です。
逆をいえば、細いバルブガイドは、ガタが発生しやすい。
性能を求めれば耐久性が犠牲になる。
チューニングはこれの繰り返しです。
そして、９９３エンジンの最大の特徴。
ロッカーアームがラッシュアジャスター式。
生産コスト削減の為の処置。
993は、ポルシェにとって経営危機の厳しい時代に生まれた車なので
仕方ないです。
今回は、カムもスペシャルをいれるので、メカニカルロッカーアームに
交換です。
ロッカーシャフトもオイル穴を小さくしたタイプを使います。
本体完成。
９９３エンジンo/h
腰下部分の組み付け。
９９３エンジンは、コンロッドのジャーナル径が９６４までのエンジンとは
違います。
だから当然クランクシャフトも違います。
コンロッド組み付け。
ピストン バリ取り。
腰下部分 完成。
993エンジンo/h中
993エンジンは、空冷最終モデルなので
ある意味究極の空冷エンジンです。。
コンロッドなんてこんなに軽量。
９６４までのエンジンと比べて
超軽量仕様。
小端部もこんなに細い。
コンロッドボルトも993から変わりました。
強化コンロッドボルトへ変更。
超軽量 ９３０にこのエンジンが乗れば
速いでしょうね。
楽しみです。