964 カレラ2 ②




LINK  のオイルセンサーのキャリブレーション。
ボッシュ製ですのでスタンダード設定ですが、
高温では、若干のずれがあるのですが
極端なずれはありませんでした。
と言うことは、
本当に油温が150度になった???
と言う事です。
その原因は、こいつでした。
オイルクーラーのサーモスタット
試しに車をアイドリングさせると
油温がどんどん上がります。
通常は、LINK  で油温90度で電動ファンを回す設定にしていますが電動ファンは回るのですが、肝心のオイルは回ってこない。
サーモスタットは固着していて
本体を外さないと分解不能でした。
試しに、バーナーで炙って見ましたが
反応無し。
新品に交換です。
データロガーだとサーキットの1本目は大丈夫で2本目で動かなくなった感じです。
怖いですね~~
これ筑波1000じゃなくて富士だったら
完全にエンジンブローです。
フルコンの回転リミッターが働いたからドライバーが走行を辞めた。
もし、リミッターがないノーマルECUだったらアウトです。
今回の件で、思いました。
ECUのエンジン保護設定は、少しきつめに設定した方が良いと。
今回みたいなまさかの事態は、
サーキットだとドライバーは、気付けません。
レースだと尚更です。
エンジンを壊すより
車を走れなくすることの方が重要です。
それが、今のフルコンには、出来ますからね。

964カレラ LINK OBD2




ほぼ、1年前にエンジンOHした  Oさん964カレラ。
今回は、アライメント   LINK  のセンサー校正などで入庫です。
先日、TC1000を走行中 レブリミッターが作動。
ロガーでチェックすると油温がなんと150度。
でも純正油温計は  130度ぐらいの位置だった様なのでLINK  側の油温センサーの校正のずれの可能性あり。
あと 下回りを点検していると
オイル配管が、、、、
潰れています。
クランクケースも傷が、、、、
オーナーさんに確認。
どうやら駐車場のタイヤ留めにひかかったらしい、、、、
こいつが原因で油圧低下してなければいいですが、、、、
とりあえず、オイル配管は、中古の取り置きがあったと思い探すと見つかりました。
こいつ新品で買うとめっちゃ高いのでとりあえずよかった。
捨てないで良かった。
あとは、ドライブシャフトブーツからグリス漏れ。
この車、以前からポルシェ用じゃないドライブシャフトブーツが付いていました。
こちらが、純正のブーツ。
今回は、残りの3箇所も純正ブーツ交換します。
あとは、コーナーウエイトをとってのアライメント。
コーナーウエイトは、厳密には、スタビのロッドが調整リンクでないと正確には取れませんが、簡易的な調整は非リンクでも出来ます。
結構狂っています。
ちなみにこれ  ポンド表示ですので
0.453を掛けて下さい。
車重  1158K  です。
あとは、今回LINK  でOBD2カプラーを作りI phone などで表示出来る様にします。
こんな感じに
これは、昔、ウチの964ターボで試験的に動かしたものです。
タコメーターなどの動きが早い部分ではなく油温やセンサー類を見るには十分使えます。
トラストなどのOBD2専用モニターを使えばもっといいかもしれません。
964などの古いポルシェでもLINK  フルコンを使えばCAN通信によりOBD2 機能が使えます。
時代は、変わったな~~~って思いますね。

HAL スプリング

久しぶりのブログ更新です。
ブログ掲載不可の作業が多かったので
更新していませんでした。
色々、忙しくやっています。
こんな事や
こんな事。
こんな事。
ブログ掲載不可の方は、
入庫の際にお知らせください。
最近は、SNSが盛んでなんでも情報が入るので昔と比べて素人でもプロレベルでうんちくが語られています。
でも本物の情報って、、、
ごく僅かです。
当たり前ですよねーーー
本物のプロが、本当に見せたくない情報をブログになんかに書く訳ないです。
当たり前の事です。
今回は、964カレラ2に
HAL SP
最近、流行りみたいです。
同じバネレートでもバネの反発によりハードと
ミィデアム   ソフトがあります。
今回は、低反発を使います。
良いのか?  悪いのか?
実際に走らせないと解りません。
結果が全ての世界ですから、、、、
ある意味楽しみですね。