B6 エンジン 続きの続き、、

B6エンジンの続きの続きです。

エンジンをどんどんばらしていくとヘッドをはぐりブロックにたどり着きます。

ヘッドとブロックが分解される瞬間は、1番トラブルの多い場所です。

ヘッドのG/K抜けやピストンのトラブルなどいろいろな部分が見えてきます。

今回のB6は、果たして、、、、、

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ファミリア B6 4

問題の場所はここ、、、、

そう、4番のシリンダーにキズが付いています。

それも結構深いキズです。

通常、判断基準として爪に引っかかるキズは2/100mm以上あります。

このキズはホーニングでは消えないキズです。

OS(オーバーサイズ)ピストンでのボーリングが必要になります。

B6エンジンの場合、コンマ25mmと50mmのOSピストンがあります。

今回は迷わずコンマ5オーバーサイズを選びました。

このキズはコンマ5でないと取りきれないと思ったからです。

コンマ5mmでも、直径の片側は0.25mmです。

ギリギリ取れるかどうかの傷です。

では、どうしてこうなったのか?

原因が一番重要です。

どうしてこうなったのか?

それが解らないとO/Hしてもまた同じことがおこりうる可能性があります。

一番重要な部分です。

ファミリア B6 5

ピストンを外すとご覧のような結果です。

なんと、、、、ピストンリングが割れていました。

しかもファーストリングが、、、、

ピストンリングは前にも話しましたがエンジンの最重要部品です。

ファーストリングの素材はバネ鋼で作られています。

バネ鋼は、非常に強い素材です。

しなりに強く手で曲げても折れない材質です。

そのパーツが真っ二つに折れるということは、かなりの熱によりシリンダーとピストンリングが張り付いたと考えられます。

要するにオーバーヒートした、、、、、、

この車のオーナーは今まで調子よく走っていたが最近調子が悪くなったといっていました。

軽いオーバーヒートは結構気づかないことが多いです。

そのままズーット乗り続けると結果的に今回のような結果になります。

よくO/HしたばかりのE/Gをブローされるお客さんがいます。

その言い訳として、「乗っていたら勝手に壊れました。」が非常に多い言葉です。

自分が壊したわけではないと、、、、、

プロのE/G屋から言わせれば「開けてみればすべてわかるからウソつかないほうがいいですよ!」が本音です。

本当に壊れたエンジン見れば解ります、、、

それが組み付けミスによるものか?運転ミスによるものなのか?
また、エンジン本体の問題なのか?

それが仮にもプロと呼ばれる人間の目です。

ごまかしは通用しない世界です。

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“B6 エンジン 続きの続き、、” への2件の返信

  1. hiroさん こんにちは。
    エンジンのオーバーホールかっこ良いですね。
    ブログを見てたら なんか自分で整備してい
    る様な気がします。(全然出来ませんが)
    「できたらなぁ」 って真剣に思ったりします。
    ところで左側の My Benz M104
    のシリンダーヘッドの写真を見て、ツインカム
    4バルブとシングルカム2バルブの性能差が
    ハッキリ解りました。大した違いです。
    百聞は一見にしかず。とはこの事ですね。
    ブログがんばってください。
    応援しています。

  2. BG24 さんへ
    応援ありがとうございます。
    ベンツの場合4バルブと2バルブ、自分で乗るまでそれほど性能さの違いは感じませんでした。
    オーナーになって初めて気づきました。

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