964ターボ S 3.6 フラットノーズ ③

エンジン分解中のフラットノーズ。

3番ピストンのピストンリングが折れています。

コンロッドメタルは、、、、

流れる寸前です。

クランクは、

こちらも状態悪いです。

空冷ポルシェエンジンは、オイルが命。

12L近いオイルは 空冷と言うよりも油冷エンジンだと言えます。

だから、エンジンオイルはすごく大事です。

3000km もしくは6ヶ月。

どちらか早い方で交換。

たとえ、走行距離100kmでも6ヶ月経ったら交換する。

これ私は自分の車の場合必ずやってます。

通勤の軽自動車でもやってます

サーキットの人は、毎レースごとの交換が当たり前ですがストリートの人はオイル交換を甘く見過ぎです。

特に最近の車のアルミメッキシリンダーは要注意です。

どこかのメーカーのように2万キロ無交換なんて

ただのバカです。

とりあえず洗浄して各部点検です。

964ターボ S 3.6L フラットノーズ ②

964ターボ S 3.6 フラットノーズエンジン。

このエンジン 以前に分解された跡があります。

うちでメンテナンスするようになって10年近くになりますが、もっと以前に腰上だけOHされたと思います。

ノーマル状態ならヘッド部分のGKのシール剤にポルシェメーカーならシールブラックを使いません。

これシールブラックの跡です。

そしてヘッドを開けるとその理由が、、、

このエンジンは、過去にヘッドのクーパーリング加工をする為に分解されたのだと思います。

過去にパワーUPやサーキット走行などを目的にチューニングされた可能性があります。

まあー 25年以上前の車ですからワンオーナーでない限り過去に色々な経緯がありますね。

逆を言えばノーマルG/Kよりクーパーリング加工されている方が強度的には間違いないですのでプラス方向で考えれば良い事です。

これからさらに分解していきます。

981ケイマンS OS技研 LSD

981ケイマンS に OS技研LSDの取り付けです。

981ケイマンは、圧倒的にPDKの車が多いですがこの車は6MT 車です。

基本的な作りは、987時代から同じですが

いろいろ進化してますね。

981ケイマンは、ゲトラグ製 6速MTです。

作業的には、特殊な部類の車です。

ケイマンに限らず新しいポルシェは、MTの中身のパーツは一切供給がありません。

昔の車のように2速のシンクロがダメになってきたから交換しようと思ってもパーツの供給がないのでASSY交換となります。

よい車なのにどうして長く乗れるような部品供給をしないのか?

不思議です。

メーカー縛りばかりしても良い車は生まれないのでもっとオープンにすべきです。

元々トラクションがいいミッドシップのケイマンですがLSDを入れることでよりコーナーリング性能が良くなります。

今週納車です。