ポルシェ ウエーバー ダウンドラフト キャブレター

ポルシェのキャブといえばウエーバー

そしてダウンドラフトキャブレターです。

通称  ダンドラ

あまり車に詳しくない人はダンドラ?って何 的な存在です。

キャブレターには、サイドドラフトとダウンドラフトがあります。


これは、吸気の向きの違いです。

普通の車のエンジンは、サイドドラフトが多いです。

直列エンジンの場合吸入ポートは、エンジンの横にあります。

サイドドラフトの代表が日産L型エンジンです。

後は、AE86、 スーパー7  などほとんどの車がサイドドラフトです。

国産エンジンのダウンドラフトの代表は、なんと言ってもロータリー

昔のロータリーペリなどをつんだRX-7のSA22Cが1番有名です。

外車では、ポルシェのFLAT6  ランボルやフェラーリのV12  などが有名です。

要するにV形や水平対抗のように吸入ポートが真上にくるタイプのエンジンに使います。

ダウンドラフトのキャブレターパーツは、もう10年ぐらい前からパーツがないといわれていました。

使う車がサイドドラフトと比べて少ないからだと思います。

私も、ダウンドラフトの車は、今までRX-7のSAぐらいしかメンテしたことがなかったです。

でも、最近ポルシェのダントラをメンテする機会が多いです。

早速中身がどうなっているのか?

興味津々で分解しました。

ダンドラ1

ポルシェは、方バンク3気筒なのでさらに特殊なダンドラです。

ダンドラ2

サイドドラフトと違いフロート室もこのような位置になります。

ダンドラ3ダンドラ4

ダンドラ5ダンドラ6

これらがダンドラのジェットです。

サイドドラフトと形が全然ちがいますね。

ちなみに順番に3がポンプジェット4がエアとエマルジョンチューブ5がメインジェット6がアイドルジェットです。

アメリカ回りだとパーツは、まだ入手可能みたいです。

今は、ウエーバーよりPMOのほうが主流になりつつあります。

エコカーばかりになりつつある車社会でキャブレター車が走っててもいいのでは?
と私は思います。

キャブレター車がなければエコカーもうまれなかった。

いまさらになって少数派の旧車を環境問題で締めつけるより、

先人のそのすばらしい技術に目を向けるべきだと思います。