MOTECは最強のECUか! 続きです。
前回はこちらです。
MOTECの配線は実にシンプルです。
1、REF、SYNCセンサーの配線。
REFとはクランク角センサーの配線です。クランク角センサーは外車ですとフライホイールやクランクプーリーにマグネットのセンサーが付いています。
国産車はカムのディスビでとるケースが多くあります。
SYNCとは、気筒判別センサーのことです。
エンジンのどこがクランク角の1番になるかを判断するセンサーです。
2、スロットルセンサーの配線。
これはMOTEC用のスロットルセンサーを使用します。
アクセル開度を判断します。純正流用でも大丈夫です。
3、マップセンサーの配線。
MOTECを圧力センサーで使用する為のセンサーです。
圧力センサーを使用することでエアフロを取り払うことができます。
4、水温センサー
水温を感知するセンサーです。
5、吸気温センサー
吸気温度を感知します。ターボ車の場合、インタークーラーとスロットルの間の配管に取り付けます。
6、インジェクター配線
インジェクターにつなげる配線です。
7、イグニッション配線
車のイグナイターに配線します。
以上が基本的は配線です。
その他にアクセサリー配線があり、いろいろなものがコントロールできます。
アイドルコントロールバルブや燃料ポンプ、エアコンのアイドルUPなどの制御もできます。
M400、M600,M800などは、フライバイワイヤー(電子スロットル)の制御も可能です。
車のエンジンは簡単にいえばこれだけの情報があれば動いてくれます。
MOTECの場合は中の設定でほとんどすべての車種に対応するから、すごいことです。
後は通信ケーブルとソフトがあれば自分で思いもままにセッティングできます。
また、アドバンスロガーを使用すればデータロガーとしても使用できLAPタイムなども計測できますのでまさにこれ1台でなんでもできてしまいます。
この最強のECUを高いと見るか?安いと見るか?は、その人の価値観しだいだと思います。
しかし、これ以上のECUが現実に存在しないのも事実です。
まさに、ナンバーワンでオイリーワンな商品、それがMOTECだと思います。
菊花賞のデープインパクトは凄かった。
でも、馬券は外してしまいました! 残念!