1JZーGTE エンジン 続き

早速  、分解してみた。

世界最強と言われるJZ系エンジン。
クランクは、、、、、
油温140度のオイルテストを
富士で数回行った。
でも、メタルは、大丈夫そう。
コンロッドメタルは、
ギリギリセーフ。
クランクは、問題無し。
ピストンは!
この通り、殴られたボクサーのように
ボコボコです。
JZエンジンを、分解して思った事は
正直普通のトヨタ系ヤマハエンジン。
特別凄いと思うところはない。
ポルシェ  ベンツ  BMWなどの
エンジンと比べれば
機能的に凄いと思えるところはない。
オイルポンプもクランクシャフトで直接駆動。RB26もそうですが、、、
ベンツのM104エンジンは、オイルポンプは、チェーンで独立駆動。
カムシャフトを抑えるジャーナルもJZよりも倍の太さで剛性もある。
アウトバーンの国のエンジンとは、やはり考え方が違うのね。
JZエンジンの凄さは、その当時世界一だった日本のアフターパーツメーカーのチューニングパーツとそれを支えるチューナーの努力があったからだと思います。
このエンジンが、販売された頃の日本はチューニングバブル期。
世界一のチューニングパーツとチューナー達がこのエンジンを世界最強のエンジンにしたというのが本当のところではないかと思えますね。

200系ハイエース OS技研LSD&ファイルギヤ

この時期になると多い
ハイエースのLSD&ファイナルギヤです。
今回は、愛知県から来られました。
キャンピング仕様のハイエースです。
左がOS技研LSD&3.9ファイナル
右が純正デフ  4.3ファイナルです。
ハイエースのファイナルギヤは、
3.5から  5.125まで複数存在します。
ハイエースの場合
ファイナル交換の目的は
高速巡航の時の燃費の上昇です。
同じ100kmで巡航するにも
エンジン回転が3000rpmと
2500rpmでは全然燃費が違います。
思った以上に変わりますよ。
あとは、LSDを入れた事で雪道や悪路でもスタックしなくなります。
高速の横風にも強くなります。
今まで行けなかったスキー場の上にある温泉まで行けた、、、、と良く言われます。
もう100台以上やったと思いますが
仕事早いです。
2人でやった場合、ファイナルギヤまで組んで2時間弱です。
地方から来られる方でも、午前中に終わり午後は観光して帰られます。
これからの時期は、依頼が多い作業です。

1JZーGTE エンジン




富士でエンジンブローした1JZーGTEエンジン。
国産最強 直6エンジンと言われるJZ系エンジンです。
直6エンジンというとGTーRのRB26というイメージがありますがエンジン重量や耐久性を考えた場合JZ系エンジンが最強だと思えます。
1JZは、2.5L
2JZは、3L  ですが
2JZは、市販のkitを使えば3.6Lまで排気量up可能です。
現在のD1のドリフトマシンを見れば
その最強さが解ると思います。
普通に800ps
TOPレベルだと1000ps
それでいて簡単に壊れないのが2JZの凄いところですね。
正に世界最強の直6エンジンだと思います。
でも、簡単に壊れました。
富士のストレート1発で!!!!
ご覧の用にピストンが、、、、、
最強エンジンもセッティング一つ間違えるとこんな感じなります。
まあーこのエンジン4万キロの程度のよい車体を買ってからほぼ2万キロサーキット走行のみ。
エビス  本庄のドリフトから
富士  筑波  モテギのグリップ走行。
各種オイルテストでは、油温140度で富士を数回。
今まで良く頑張ったと言うのが正解かもしれません。
この工場に引っ越してから
ポルシェ以外のエンジンがこのエンジン室に入った事は1度もありません。
直6エンジンを触るのはまだ勤め人だった頃のベンツのM104エンジンが最後だった様な気がします。
久々の直6エンジン。
しかも、世界最強と言われるJZ系エンジン。
久々にワクワクしてきました。