今日は、ひさびさにMTカートの整備をしています。
最近なかなか乗る暇がなく、この前の走行時にフロントのブレーキのカップからブレーキオイルの漏れを発見しました。
カートのブレーキオイルは本当によくダメになります。
もともとレーシングカーということもあり常にメンテナンスをしてやらなければならない車両だから仕方ありませんが、、、
ヤマハの昔のRC100などはバイク用のマスターシリンダーを使っていましたのでほぼメンテナンスフリー状態だったのですがカート用のキャリパーは本当に良く漏れます。
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ブレーキのカップはふやけて角がなくなりオイルの気密性が悪くなり漏れ始めます。
カップも何百円で買えるのでこまめに替えます。
ブレーキは車両の中でも最重要部品ですので最善のメンテナンスをしておかないと危なくて走行できません。
170kmのスピードからこんなに小さなローターとブレーキでよく止まることが出来ると感心します。
前にも書きましたが地上最速の乗り物であるレーシングカートは細かな整備がタイムに凄く影響します。
カート自体は非常にシンプルな乗り物です。
サスペンションもありませんし、デフも存在しません。
ある意味フレームのみの乗り物がどうしてこんなにハイスピードでコーナーを曲がることが出来るのか?
シンプル イズ ベストという言葉は大好きです。
実は世の中で物で機能性を追及すれば単純な構造のものが1番優れたものだと思います。
車のワイパーは100年以上、それに取って代わるものは現れなかった。
いたってシンプルな構造のワイパーですが、これほど理にかなったものはない。
レーシングカートも速くサーキットを走る上でこれ以上、単純な構造のものはありません。
カートはリヤシャフトや、フレームのネジの締め方、シートの素材などがすべて速さに影響します。
単純な部分の積み重ねがとても大事なことだと思い知らされます。
カート出身のドライバーが速い理由のひとつはそのセッテイング能力の高さだと思います。
トレッドのミリ単位の変化や、ホイールの素材の違いなどはカートでないと感じることが出来ない部分だと思います。
シンプルな乗り物だから感じられる部分は4輪を走らす上でも本当に役に立ちます。