ポルシェ 964ターボ その4

ポルシェの964 3.3ターボは930ターボのエンジンがベースです。

しかし、随所に964用のパーツも使用しています。

点火系ももちろんポイント式からフルトラに変わっていますしタービンも大きくなっています。

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エンジンの内部的な違いは3.6ターボがボア100mmX76.4mmなのに対して97mmX74.4mmです。

圧縮も7.0と低めです。(3.6ターボは7.5です。)

しかし、ポルシェのクランクケースはこれしかないと言わんばかりの作りをしています。

事実、水冷になった996もGT-3やターボ、GT-2などはこのクランクケースが現在でも使用されています。

パワーを出す車は、このクランクケースでないとダメだというポルシェの答えでもあります。

m64 2

このクランクケース実によく出来ているのですが組み立てはすごく面倒です。

ボルトの数が多すぎる、、、、、

しかも液体パッキンを塗って組むのですが、ボルト数が多いのと念のためオイルシールにもシール剤を塗って組んでいると真夏などはパッキンが固まってきます。

時間との勝負です。

しかもクランクケースですので絶対にミスは許されない部分です。

はっきりいってポルシェのクランクケースを組む時は、まず電話がなっても出ません。

あとバルタイをとるときもまず出ません。

出る余裕がないのです。

集中した時間にしか出来ない作業です。

でもそんなときに限ってよく鳴るんですよね!電話って、、、、

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