Hさん 964ターボ エンジンOH 16

ヘッド組み付け。
エンジンの形になってきました。
カムシャフト組み付け。
街乗りでも乗り易い
993スーパースポーツカムです。
チェーンの高さ合わせ。
これも重要な作業です。
ポルシェのエンジンOH GK KITの
中に含まれるチェーンガイドのOリング。
これって純正品でも社外品でも必ず違うOリングが入ってきます。
上がGK KITに付いてくるOリング。
下が本当のOリングです。
これを間違えて組み付けると必ずオイル漏れします。
OH  GK  KITに入ってくるものを信じると痛い目にあいますよ。
バルブまで取って本日終了です。

Hさん 964ターボ エンジンOH 15




ピストン組み付けです。
これも通常も組み方は、ピストンを
先にコンロッドに付けてシリンダーを挿入ですが、ウチは先にシリンダーにピストンを組み込みます。
後からシリンダーを挿入する場合
組み込んだ状態の動作確認が出来ないのでピストンリングが折れて挿入されても解らないことが多いからです。
このスペシャルな特殊工具を使い後からピストンピンとサークリップを入れます。
だから、組む込みにかかる時間もあっと言う間です。
続いてバルブ擦り合わせ。
今回使うのは、チタンリテーナーと強化バルブSPの組み合わせです。
SET長調整とバルブ組み込み。
ヘッド完成。
スーパーハイペースです。

Hさん 964ターボ エンジンOH 14




ピストンのカーボンを綺麗に清掃。
コンロッド  重量合わせ後
arpの強化コンロッドボルト組み込み。
ヘッドボルトもarpの強化ボルトへ交換。
チェーンガイド組み込み。
ポルシェのチェーンガイドは、一箇所だけ幅が薄いものを使っています。
よく適当にOHされたエンジンをバラすと
このパーツがとんでもないところに組まれていたりします。
コンロッド組み付け。
メーカーの整備書だと
クランクにコンロッドを組み付けた状態で腰下を組みます。
でもこの方法だとクランク単体の動作確認が出来ないのでウチではクランクの回りを確認した後コンロッドを組み付けます。
こういう些細なことがエンジン組みには必要なんです。