今年初走り

昨日アミューズの筑波サーキット走行会に
行って来ました。

アミューズの1日走行会は、いつも人気がありなかなか予約が取れないのですが、
今回は、新年ということもあり台数が非常に少なくすごく走りやすい状況でした。

どの時間帯でもコースインしている台数が10台ぐらいしかいないという
稀に見るベストな状態です。


私も、後輩の車で3年ぶりぐらいに筑波を走りました。

車は、RX-7 FD3S   

仕様

足回りとブーストUP  タイヤ ネオバ  というオーソドックスな仕様です。

もともと、前の会社のポルシェのお客さんが前日にポルシェが壊れた為
なにか乗る車があれば、、、という話だったので
今回、後輩のFDを出すことになりました。

元々、お客さんのメンテナンスで行く予定でしたのでちょうどいいという思いと
久しぶりに筑波を走って見たいという思いがありました。

メンテの合間をみて少しだけFDに乗りました。

久しぶりの筑波、、、、

そして、初めてのFD

恐る恐るコースインしまた。

走行インプレッションとしては、車がめちゃめちゃ素直であるということです。

FDは、もともとハンドリングマシンなのですが、本当に乗ってみてそれを実感しました。

少々無理に突っ込んでも車がきちんと応えてくれるという印象をすごく受けました。

さすが、FDのスペシャリストの友人が作った足回りは、絶品でした。

ほんの8週ぐらいの走行でしたが、少し雨が残る路面で6秒台が出ていました。

昔、AE86でフルチューンの車で走っている頃は、7秒台がやっとだった。

それがほとんど流しただけの状態で6秒台が出てしまう。

時代の進歩とFDという車のすばらしさにほんと驚きました。

今回の走行会が面白かったのは、このFDにまとめて4人もの筑波1分切の知り合いが乗ったことです。

ポルシェのアイドラーズチャンピオン と  FD、FCの最速男  3人

こんなメンバーが同じ車でタイムアタックするのは、めったに見れません。

ほんと4人とも素人とは、思えないぐらいうまいです。

初めての、他人の車の特性を数週で見分けてタイムを出すところなどは、  
さすがだと思います。

走り終わった後に、お互いに「あのコーナーは、何速? ラインは?」などと
みんなすごく研究熱心です。

そこには、前のメルマガで書いた、タイムを出せばそれでいい、、という
ギスギスした、雰囲気はありません。

こういうの見るとやっぱりサーキットは、いいなーと思います。

私は、良く自分の後輩や走り始めたばかりのお客さんに言うのですが、
自分の周りに速い人がいるということが何よりもすばらしいことだと、、、、

  
速い人のレベルを近くで体験できることが、1番自分が速くなる秘訣だと思います。

例えば、オーナードライブで8秒台がやっとの車があるとします。

でも、その車は、本当にうまい人が乗れば、3秒は出る車だった場合、
周りにそれを教えてくれる人間がいないとチューニングは、どんどんと
間違えた方向に進みます。

人間は、自分が原因だと認めたくない性質があるのですぐに車のせいにしてしまいます。

そして、必要のない部品をどんどん付けて必要のないチューニングをします。

サーキットに行くと本当にこういう車がすごく多いです。

始めに自分の車を見極めてくれる人間の存在は、速くなる為には、
すごく必要なことです。

これに、恵まれる、恵まれないで今後が大きく変わってきます。

モータースポーツの悪いところは、良いも悪いも車のせいにできるところです。

本当は、自分が悪くても車のせいに出来るのです。

どんなにチューニングをしてもそれを感じられる人間でない限り意味がないということです。

速くなりたいなら、どんどん速い人の中に飛び込んで行きましょう。

速いひとは、本当に車が好きな人ばかりだから車に対する自分の意見を
きちんと持っています。

だから、話をするだけですごく参考になるはずです。

ちなみに、今回のFDでの最速ラップは、なんとポルシェ乗りが出した 1分3秒8です。

ブーストUPのみで  しかも タイヤ、、ネオバです。

さすがですね! 

もっと練習しなければ、、、とつくづく思いました。