キャブセッティング

どんなに今の車が進歩しても、マニアやエンスーがいる限りキャブレターというものは
なくならないのではないかと思っています。

やはりキャブでしか味わえない魅力がそこにはあるのだと思います。

久々に86のキャブ車のセッティングをしていたのですが、やっていないと忘れてしまいますね!

しかもソレックスなんか!何年ぶり!という世界です。


でも、最近は、空燃費計というすばらしいものがありますので、昔のカンに頼ったセッテイングでは、ないので楽です。

昔は、3速全開でエンジンを止め、すぐにプラグを見てセッテイングしていましたが、今は必要ありません。

空燃費計で、キャブセッテイングするとわかるのですが、案外昔のセッティング方法でも間違いがなかったのだと気づかされます。

今回、うまい具合にナローポルシェとAE86が同時に入庫していたので、ついでに乗り比べてみました。

ナローは、まったくのノーマルエンジンで2.4lメカポンのインジェクションです。

メカポンとは、メカニカルポンプの略で、古いドイツ車によく用いられました。
KEジェトロが登場するまでの機械式インジェクションとして有名です。

まあーチューニングのアイテムとしてはあまりいいイメージがありません。

AE86は、ソレックスキャブでハイカム、ハイコンプ仕様です。
カムは304なのですが、アウターシム仕様なのでリフト量がなく、それほどのパワーは望めません。

この2台乗り比べるとおもしろいです。

ノーマル同士だと当たり前にようにポルシェが速いのですが、チューニングすると全然様子が変わります。

昔からよく言われることに、いじった車には、敵わないといいますが、
さすがポルシェでもナローのノーマルだと、チューンドのAE86のほうが全然速いです。

ナローも73カレラRSぐらいになれば全然違うのでしょうが、、、、

ナローを86のように徹底的にいじってみたくなりますね!

エンジンを964のカレ2のエンジンに載せ換えればそれだけでも相当な車になります。

2.4Lが3.6Lになるのですから、、、、、それでいてあの車重、、、、

たぶんめちゃめちゃ速いでしょう。

現にナローに964 3.3ターボのエンジンを載せた車を見たことがあるのですが、
キチンと作れば相当に速いと思います。

ポルシェの凄いところは、昔の車両でもエンジンマウントなどの位置が変わっていないので今のエンジンが乗ってしまうところです。

86とナローポルシェの究極対決を見てみたいですね!

86は、先日、筑波で59秒台が出たというし、、、、

ナローも本気で作る人がいれば59秒は出るでしょうね!

いずれにしてもこの2台、、キャブが似合います。

やんちゃな86   大人なナロー

あなたならどちらを選びます?

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