明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年の最初の作業。

BMW135iのエンジン載せ替え。

エンジンとMTを分解して降ろすよりも一体型でメンバーごと下に降ろすのが1番楽ですかね。

下回り マフラー  遮熱板 プロペラシャフト  足回り類分解。

MTのシフトロッドは、すべて下から分解可能。

すべてクリップピンで止まっています。

燃料ホース クラッチホース  バキュームラインは、すべてクイックリリース。

上回り バッテリーターミナル  ECUの配線はすべて分解可能。

エアコンとPSは付けたまま降ろします。

メンバーごと下になのでステアリングラックも一緒に降ろします。

エンジンハーナスはすべて分解。

オイルクーラーライン PSリターンラインライン エアコンラインを分解。

ラジエターファン  ラジエターホース

インタークーラーも脱着。

ステアリングシャフトがこの位置にあるので注意が必要ですね。

脱着完了。

続いて中古エンジンへ補器類を移動。

オイルが漏れやすいG/K類はこの際にすべて交換。

そして弱いと言われるオイル偏り防止の為 オイルパンバッフルプレート装着。

オイルパンG/Kも交換。

エンジンとメンバー合体。

クラッチは、シングルターボにしても大丈夫なように xtreme のツインプレートクラッチ。

エンジン載せ。

そして、、試運転、、、、、

問題なく終了。

これでまた、走れます。

まあーー  簡単に書いてますがかなりの重作業ですね。

もう、、やりたくない。

正月は、 京都へ、、、、

去年、母親もなくなったので帰る意味がなくなりましたが、同窓会があるので今年も京都へ

正月の京都のホテルは,あまりにも高いので元旦は、滋賀県の大津

ホテルから見る綺麗な初日の出と 花火が最高でした。

京都で中学時代の仲間と同窓会。

ということで今年も始動しています。

本年もよろしくお願いします。

LINKフルコンの燃料制御をトラディショナル→モデル化へ

当社では、デモ車の空冷ポルシェ911Rの6連スロットル仕様エンジンをLINKフルコンで制御しています。


もともとはLINKの標準的な制御方式である「トラディショナル」を使っていましたが、「モデル化(Model Based/VE制御)」に切り替えてみました。

トラディショナルとモデル化の違いをざっくり説明すると…

制御方式何を基準に燃料を決めるか例えるなら…
トラディショナル「何ms噴くか」を直接決める方式職人の“勘と経験の手打ち”
モデル化(VE)エンジンが「どれだけ空気を吸ったか(VE)」から燃料を算出空気量に応じて自動でレシピを決める“理論調理”

D1車両やサーキット仕様のLINK搭載車両の多くがトラディショナルを採用しています。

私の周りのチューナーもほとんどの人がトラディショナル。

モデル化使っている人 見たことない。

実際にセッティングが決まっているならトラディショナルで問題ない。

トラディショナルが多い理由は、LINKのベースマップがトラディショナル前提。

「昔から使ってる」ことでノウハウがある。

過去のデータとの流用性が高い。

現場では「動くものを素早く動かす」ことが大事です。

私も、モデル化の必要性を今まで感じたことがない。

でも、やったこともないのに「モデル化必要ないよね。」なんて無責任なことを言うのもどうかと思うしね。

結局は、やってみないと違いは分からないよね?

ということで、モデル化 。

トラディショナルからモデル化   

全く考え方が違うため、簡単には動きません。

モデル化で最も重要なのはインジェクターの細かなデーター。

これがないとまともに動かない。

モデル化へ変更して感じた変化(当社6スロポルシェの場合)

アイドル~低開度の安定感が大幅に向上
アクセルのムラが減少
サージング気味だった中低速域がスムーズに
空燃比補正が素直に反応


「燃料が空気についてくる感覚」が強い

では、すべての車両をモデル化にすべきなのか?

これは「エンジンの状態」と「現時点での完成度」によります。

車両の状態 すでに完成しており問題ない場合 無理に変える必要なし

空燃比変動が大きい車両 モデル化がお勧め。

6スロや呼吸変化が大きい車  モデル化

新規製作でマップをゼロから作る場合は、モデル化一択ですかね。

最新のMOTECやハルテックなどは最初からVE前提です。

今後、LINKでもモデル化が主流になると感じています。

ウチも、今後は、すべてモデル化かな?  と思っています。

w124 メルセデスベンツ  ターボ プロジェクト1

かなり以前から依頼されていたメルセデスベンツのW124 のターボ化

やっと着手となります。

W124 メルセデスベンツ  もう説明しなくてもいいぐらいの90年代を代表するベンツの名車。

1番有名なのは、ポルシェが生産に加わった500E 。

今や すごい価格となっています。

私もW124のワゴン 300TEと E320 に昔乗っていました。

良い車でしたね。

今回は、エンジンをターボ化して  MTは、今海外でも流行りのBMWの8速オートマの

組み合わせ。

エンジンは、LINKフルコンで制御 メーターはハルテック

当然電子スロットル制御  

TurboLamikの ATコンピューターとLINKをCAN接続して制御するというもの。

なかなか壮大なプロジェクトです。

まずは、現状のエンジン MTの脱着から

この頃のW124のATは、4速オートマ

でもこの車は最終後期の5速ATです。

純正マフラー脱着。

コンパニオンフランジは、 

損傷ありですが ATが変わるので使いません。

AT脱着、、、

当初はこのATをそのまま使う予定でしたが

エンジンが電子スロットルになることで機械制御のこのATは使えなくなります。

だから8㏋の ATを使います。

このATは海外ではドリフト競技でも使用されている優れもの。

また、完全電子制御でシーケンシャルシフトやパドルシフトにも対応します。

続いてエンジンの脱着です。

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お盆なので少し昔話を、、、、、、

今から 17年前 勤めていた会社がなくなり どうしようかと考えていたころ

二つの選択がありました。

一つは 有名レース屋さんからオファーがありそこに行くこと。

もう一つは自分で独立して仕事を始めること。

散々悩みました。

レース屋さんは、すごく魅力的ですが、すべての作業が分業制。

エンジンはエンジン屋  足回りは足回り屋   電気関係は、電気屋、、、

いわゆる医療の世界と同じで  外科 内科  小児科  整形外科   皮膚科などなど

専門職の塊です。

私は、それがいまいち嫌だった、、、、

車が好きなら わがままだけどすべてを自分で把握したい。

一つ一つは専門職にはかなわなくてもトータルで車を作れる仕事がいい。

だから独立してチューニング屋の世界に入りました。

あれからもう17年、、、、、、

いろいろありましたが何とか続いています。

この名言と共に、、、、

「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」

本田宗一郎

そしてこの世界で正解だったと今は思えます。