Hさん 964ターボ エンジンOH 19

エンジンを乗せてからの作り物作業。

タコ足からウエストゲートのパイプを作り直しです。
BBタコ足のノーマルレイアウトでは
ウエストゲートパイプの抜けが悪く全く抜けません。
続いて、エアクリーナー配管。
後は、インタークーラーの取り付けステーと可変マフラー。
また、インタークーラーがでかすぎて
エアコン配管を作り直しになります。
まだまだ、やることがいっぱいです。

Yクラブさん 964ターボ エンジンOH7

Yクラブさん  964T

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加工済みのピストン。

今回は、ピストンリセス加工。

993スーパースポーツカムの場合バルタイのTOPリフトが 1mm程度なので
それほどピストンとバルブのクリアランスは、狭くはないのですが
シフトミスやオーバーレブを考えた場合、リセスを彫っておいたほうが安心です。

ちなみにCTRカムの場合TOPリフトが3mm以上となるのでリセスを彫らないとピストンクリアランスは、
ほぼギリギリの状態です。

ギリギリのほうがエンジンパワーは出ます。

でもドライバーのスキルがないとシフトミス1回でバルブが簡単に曲がってしまいます。

どちらを選ぶかは、、、ドライバー次第です。

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ピストンピンが入る部分も綺麗に鏡面仕上げをします。

組み込みの際にハンマーでたたかないとピストンピンが入らない??
なんて論外です。

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ピストン重量合わせ。

コンロッドボルトは、定番のAPRの強化ボルトです。

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タービン回収用オイルポンプも綺麗にOHします。

これで組み込み準備完了です。

Yクラブさん 964ターボ エンジンOH6 

Yクラブさん  964T   エンジン組み込みです。

まずは、 ヘッドボルトのタップ立て。
古いロックタイトなどをタップを立てることで綺麗にします。

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同時にバリ取りも行います。

続いてクランクシャフトのラッピング作業。

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ジャーナル径の測定も行ないます。

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オイルポンプのOHと洗浄。

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ヘッドも先に組みつけておきます。

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クーパーリング加工済みのヘッドの
チタンリテーナーと強化バルブSPの組み合わせです。

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バルブコッターは、新品に交換です。

この小さな部品ですがバルブとリテーナーを支える重要部品です。

これが砕けるとバルブがシリンダー内に落ちて、、、最悪の場合エンジン全損となります。

空冷ポルシェは、この部品の破損が案外多いです。

安い部品ですので必ず交換したほうがいいです。

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SET長 合わせをしてバルブ組み込みです。

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ヘッド完成です。