LINKフルコンの燃料制御をトラディショナル→モデル化へ

当社では、デモ車の空冷ポルシェ911Rの6連スロットル仕様エンジンをLINKフルコンで制御しています。


もともとはLINKの標準的な制御方式である「トラディショナル」を使っていましたが、「モデル化(Model Based/VE制御)」に切り替えてみました。

トラディショナルとモデル化の違いをざっくり説明すると…

制御方式何を基準に燃料を決めるか例えるなら…
トラディショナル「何ms噴くか」を直接決める方式職人の“勘と経験の手打ち”
モデル化(VE)エンジンが「どれだけ空気を吸ったか(VE)」から燃料を算出空気量に応じて自動でレシピを決める“理論調理”

D1車両やサーキット仕様のLINK搭載車両の多くがトラディショナルを採用しています。

私の周りのチューナーもほとんどの人がトラディショナル。

モデル化使っている人 見たことない。

実際にセッティングが決まっているならトラディショナルで問題ない。

トラディショナルが多い理由は、LINKのベースマップがトラディショナル前提。

「昔から使ってる」ことでノウハウがある。

過去のデータとの流用性が高い。

現場では「動くものを素早く動かす」ことが大事です。

私も、モデル化の必要性を今まで感じたことがない。

でも、やったこともないのに「モデル化必要ないよね。」なんて無責任なことを言うのもどうかと思うしね。

結局は、やってみないと違いは分からないよね?

ということで、モデル化 。

トラディショナルからモデル化   

全く考え方が違うため、簡単には動きません。

モデル化で最も重要なのはインジェクターの細かなデーター。

これがないとまともに動かない。

モデル化へ変更して感じた変化(当社6スロポルシェの場合)

アイドル~低開度の安定感が大幅に向上
アクセルのムラが減少
サージング気味だった中低速域がスムーズに
空燃比補正が素直に反応


「燃料が空気についてくる感覚」が強い

では、すべての車両をモデル化にすべきなのか?

これは「エンジンの状態」と「現時点での完成度」によります。

車両の状態 すでに完成しており問題ない場合 無理に変える必要なし

空燃比変動が大きい車両 モデル化がお勧め。

6スロや呼吸変化が大きい車  モデル化

新規製作でマップをゼロから作る場合は、モデル化一択ですかね。

最新のMOTECやハルテックなどは最初からVE前提です。

今後、LINKでもモデル化が主流になると感じています。

ウチも、今後は、すべてモデル化かな?  と思っています。

W124 メルセデスベンツ ターボ プロジェクト  3

w124 メルセデスベンツは、 エンジン内の温度が高いので

タコ足と フロントパイプにサーモバンテージを巻きます。

ノーマルのW124でも エンジンハーネスがすぐにダメになるくらい熱害が酷いです。

続いて LINKフルコン用のハーネスを作成。

LINKフルコン は G4Xの Furyを使います。

6気筒制御の ラムダセンサーも本体に搭載した最高級モデルです。

ノーマルハーネス

各種センサーを設置して

フルコン用ハーナス作成。

まずは、点火コイルから、、

インジェクター

電子スロットル  水温 吸気温  油温 油圧  燃圧  

  ブーストソレノイド  MAP   クランク カム  ノック などなど

結構な量の配線となります。

すべてDTMカプラーで取り外し出来るように作成です。

これでエンジン本体作業は、終了です。

LINKフルコン  配線作成

LINKフルコンのエンジンハーネス作成。

一通り一から作成です。

電スロ設定なので使用するピン数もかなり多めです。

後からのトラブルがないように、またメンテナンスがスムーズにいくように作ります。

時間がかかる作業です。

最後に取り付けるウエストゲートの確認。

ウエストゲートは、TIAL 60パイ です。

エンジン本体完成です。

エンジン制御は、LINK Fury   

車両ハーネスは、カーテック

メーターは AEM ダッシュメーター の予定です。