964ターボ ABS修理

ABSが壊れている964ターボ のハイドロユニット交換です。

964ターボ のABSユニット純正だと928品番です。

すでに新品は廃番で手に入りませんがアメリカではOEMがあるようです。

ただ、金額は3000ドルぐらいです。

今回は、中古品への交換です。

中古品の場合、年式的にやはりリスクはありますね。

ただ、こいつは作動不良の場合返品可能な中古品なのでお客さんのリスクは少ないかと思います。

装着後のロードテストで問題ありませんでした。

よくABSが壊れたからとブレーキ関連の部品をやむ雲に交換していく人いますが

簡単な3つの見分けかたがあります。

まず エンジン始動でABSランプ点灯の場合。

この症状の場合は、電気系のトラブルです。

ABSユニットやリレーなどが多いです。

次に 走り出してABSランプが着く場合。

これはABSセンサー異常です。

回転信号が来なくて着くので回転を感知する部分です。

そして最も厄介なABSランプは点灯しないがABSが効かない場合。

これが今回と同じハイドロユニットの故障です。

これ知らないで悪くもない部品色々交換されたら相当な金額になります。

これで週末のジムカーナ練習会に行けます。

こちらのGTー3のお客さんも参加します。

ウチからは、964ターボ 2台 996 GTー3

90クレスタ S15シルビアで行きます。

中には夜の飲みメインの人もいますが(笑)

サーキット走行に繋がるスライドコントロール練習をみんなでしたいと思います。

企画していただいた方もウチのお客さんで964カレラ乗りですが少人数で気心知れた大人の練習会ですのでみんなで楽しめそうです。

人の車や助手席にも乗り放題なので自分の車や運転スキルが分かるのでおススメですよ。

964ターボ ABS

964ターボのABS修理。

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964ターボの時代はABSユニットポンプが3つのタイプ。
品番的には928品番なので928と共通部品です。

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最近、入庫の964ターボの中でABSの故障が非常に多いです。

実に3台に1台がABSが効かないという状態です。

でも、実際にオーナーさんは、気付いていなのが現状です。

点検方法は、いたって簡単です。

30km程度で走りおもいっきりブレーキを踏む。
これでタイヤロックすればABSが効いていないです。

964のABS点検はディラーのテスターでは、見れません。
それは、ユニット本体がコンピューターではなくコントロールユニットなので一つ一つ簡易テスターで点検するしかないからです。

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今回は、全て点検後、原因がABSポンプユニットで有ることが判明したので交換して直しました。

ただ、このユニットもう新品は、生産中止です。

OHするところも現状では、ありません。

今後の対策としては、サーキット派は、ABSを外す方法。
街乗り派は、程度のいい中古品を探す以外になくなりました。

964T ABS撤去 完成

ポルシェ964T ABS撤去 完成です。

964T カレラ4 そしてRSなどで
使われている電動アシストを使ったブレーキシステムですが壊れると恐ろしく高額。

今回は、ABS 電動アシストを撤去して
ダイレクトマスターシリンダーにします。

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リヤブレーキにはAPのブレーキバランサーを装着。

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乗ってみると アシスト無しのダイレクトマスターシリンダー。

すごくいいです。

あのフアフア感が無くブレーキペダルは
カチカチ。

930系のレース車両や
去年までの997CUPカーも実はABS無し。

ABSなんかに頼っていたら、
ドライバーが成長しないです。

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そして、かなりの軽量化にもなります。

後は、リヤのSP交換をして
アライメント コーナーウエイトです。