ポルシェターボ

昔から、欲しい車としてポルシェターボという車があります。

ポルシェにあまり詳しくない人に説明しますと、ポルシェのターボモデルは、
1976年に3L 260馬力で登場しました。

ターボLOOKといわれるオーバーフェンダーやターボの有り余るパワーは、
スーパーカーと呼ぶにふさわしい車でした。


子供の頃に、スーパーカーブームというのがありました。

サーキットの狼という漫画が大ヒットしその主人公の
ライバル(早瀬左近)がポルシェに乗っていました。

73カレラ RSと 呼ばれるレーシングポルシェの次に
早瀬が乗ったポルシェが930ターボです。

その当時のスーパーカーは、フェラーリBB  ランボルギーニカクンタック  フェラリディノ246
マセラッティーボーラ  ランチャストラトス  ロータスヨーロッパ  、、、、、

まさにスーパーカーと呼ばれる車ばかりの中で、1番実力主義なのがポルシェで
あったと思います。

他の車の名ばかりの最高速とは違いポルシェの性能は、
本当の実力を示す数字であったと思います。

BBの302km カウンタックの300km   

そしてポルシェターボが250Km以上
(930ターボは、最終型の89モデル以外は、4速ミッションです。)

これが当時のメーカーのカタログ表示でした。

カタログ表示をクルアしているのは、ポルシェだけだったのも有名な話です。

実践で走らせればポルシェが1番速い、、、、

これは、数々の雑誌などの最高速テストでも証明されてきました。

ポルシェこそ真のスーパーカーであったといえます。

ここ数日、点検も含めて964の3.3Lターボに乗っています。

3.3リッターM30エンジンは、930ターボの流れをくむエンジンです。

今では、古い機械式インジェクションのKEジェトロニックを使用しています。

KEは、本当に良く出来たインジェクションであると思います。

これを考えた人は、天才だと思います。

排ガス規制やエミッションの関係さえなければ
もしかしたら未だに使用されていたかもしれません。

良いところとして、感覚がキャブに似ているというところです。

吸入のフラップを押し下げた分だけ直接ガソリンを噴射する。

これほどシンプルな燃料システムは、なかなかありません。

KEの悪いところ、、、、

シンプルである為に細かな燃料制御が出来ないところ

そして、壊れたときにアッセンブリー交換となるので高価なところです。

さすがにASSY交換で30-40万もかかるのなら、
MOTECなどのフルコンにしたほうがあとあと楽だと思います。

964ターボも3.3Lはよく見かけるのですが、
3.6Lは、ほとんど見かけません。

3.6Lターボは、ほんの1年あまりしか販売されなかったので
今や希少車となっています。

KEジェトロの最終形である3.6Lターボ

この車に乗ると、空冷ポルシェターボのすばらしさを感じることが
出来ます。

空冷でターボモデル、、、そして、2WDということを考えれば、

964 3.6Lターボ  そして、993 GT-2   

この2台がやはり特別に感じます。

GT-2は、スペシャルモデルなので、普通にお金をだして購入できた2WD空冷ポルシェターボの最高峰は、
964の3.6ターボだと思います。

私が1番欲しいポルシェです。

昔、一緒に仕事をしていた塗装屋さんが乗っていました。

イエローのターボ2

その頃は、あまり興味がなかったのですが、今は、凄く魅力的に感じます。

しかも、その頃、売っていた価格より今のほうが高いです。

もし、、3.6ターボをお乗りの方は、大切にしましょう!

後のポルシェターボを語る上で外すことが出来ない車になると思います。