燃料制御の今と昔

車のECUは、日々進化しています。

その昔、国産車がキャブレターからインジェクションに変わったときに使用されていたECUと今の車のECUとでは、

とんでもないぐらいの違いがあります。

パソコンでいうMS-DOSとウインドウズビスタぐらいの違いがあります。


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チューニングカーも昔は、フルコンピューターなどが存在しなかったので、もっぱら追加インジェクターで制御していました。

私も、昔乗っていた、スカイラインは、トラストのレビックで制御していました。

今、考えれば本当にひどいセッティングだったと思います。

レビックの制御というのは、回転とブーストの2次元マップです。

要するに、ある回転数とブーストが一致したところから直線的に燃料を噴射します。

ほんと、ただの垂れ流し状態で、、

しかも、今のように空燃費計が高価で、誰もが使えるような状態ではなかったので、ひたすら排気温度計とカンだけを頼りにセッテイングするしかありませんでした。

限界域のセッテイングは壊れないほうがおかしいぐらいでした。

今の、車は、セッテイングで壊れることは、ほんと少なくなりました。

それは、AF計が安く登場して、誰もが使えるようになったからです。

もちろんECUの制御も3次元マップで書き換えが出来るようになり進化しましたが、今思えば、もしレビックなどの追加インジェクターの時代にAF計が存在すれば、今の車に近いセッテイングは出せたと思います。

もちろん細かい部分は、無理ですが、車の全開域などは、細かな制御は、必要ないのです。

キャブレターと同じで垂れ流し状態でも、きちんと走ります。

今のMOTECなどのフルコンのMAPでも実は全開域のMAP数字は同じ数字が何列も並ぶことがほとんどです。

16X16のフルスケールのMAPでも読む場所は、ほとんど決まっているのです。

それ以外は、ほとんど使わない領域なのです。

本当は、車は、単純な制御で充分走ることが出来るのです。

ここまでECUが進化したのは、エアコンが付いたり燃費やエミッションの関係が複雑になったから、、、

ただそれだけです。

本当に、走る為だけのECUは、案外単純なもので充分なのです。


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“燃料制御の今と昔” への2件の返信

  1.  この記事とは、直接関係ないのですが、ピックアップ記事のなかで、190E2.6のハンドリングの素晴らしさが記載されておりました。今中古で、この型のスポーツラインで程度のよさそうな車があります。
     自分では、名車と思うのですが、今ひとつ迷いがあります。もし、この車について、詳しいことを知っておられましたら、お教えください。すいません。

  2. 鳳凰 さんへ
    190Eは、販売後すでに15年以上経過した車も珍しくありません。
    長く乗るためのメンテナンスは、絶対必要となります。そのことを理解して買うのであればいい車だと、思います。
    今のベンツにはない本物のよさがあります。
    中途半端に乗るなら止めたほうがいいと思います。メンテナンス費は、必ず発生しますので、、
    個人的には、W124並び最高のベンツだと思います。

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