サーキットを走るということについて、、、、、、

最近は、レースをする人以外でもサーキット走行をする人が増えてきました。
私もそのうちのひとりですが、サーキットを走るということを真剣に考えたことがありますか?

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最近は、走行会やサーキット会員によるフリー走行など気軽にサーキットを走れるようになりました。
ピットなどには昔はバリバリにレースに出ていて今は趣味で走りを楽しんでいるオジサン(中年)の姿を多く見かけるようになりました。

私は先日の走行でエンジンブローのためコース上でスピンしました。
時速170Kmでのエンジンブローははっきり行ってを感じさせました。
サーキットを走る以上そこに、もし何かあってもしょうがないと思う気持ちは確かにありましたが実際に体験するのとしないのでは大きく違うような気がします。

サーキットにはもちろん走るためのルールがありみんなそれを守り走行しています。
もしルールがなければナラシ走行だからいいや、、とノーヘル、短パンで走行する人も出てくるでしょう。

私も昔レースをやっていましたが、レースになると走行会とは違いお互いの走り方が解り、こいつなら今、強引にINを刺しても1車線分空けておいてくれるだろう?
という信頼関係があるから無理な突っ込みもできますしテールツーノーズでスリップに着くことも怖くないと思います。
モータースポーツは、ある意味速さへの追求であり、スピードに対する人間の欲求を満たすものだと思います。

しかし、そこには必ず危険というものが存在します。
だからこそライセンスがあり危険回避のための装備(ヘルメットやグローブなど)があると思います。
実際私がエンジンブローをしたときにもし後ろに誰かがスリップについていたら?
後ろのマシンも巻き込む大事故になっていたと思います。
最悪の場合、自分のみでなく人の人生も左右してしまうことになりかねない。
それがサーキットを走るうえで絶対に忘れてはならないことだと思います。

また、同じマシンを愛して、走行する人間同士が常にお互いを尊重しあい人のことも考えながら走行できればモータースポーツはすばらしいスポーツだと思います。

私が今から10年前に初めてカートに乗った頃、右も左も解らずコース上でスピンをしました。
もちろん追しがけをしても全然エンジンがかからず疲れ果てていたところに一人のベテランの人がわざわざコース上に止まり押しがけを手伝ってくれました。
初心者の私には、この思いもよらない行為にすごく感動した覚えがあります。
モータースポーツを行なう以上、コース上の人間はすべてが敵でありまた、すばらしい仲間だと思います。

1998年5月3日に富士スピードウェイで行われた全日本GT選手権第2戦で、
太田選手は多重衝突炎上事故により、大田選手の乗るフェラーリが炎上しました。
コース上がすごい雨のためまるで前が見えずスピンしたマシンに巻き込まれるようにクラッシュし炎上しました。
コースオフィャルも他のことに気をとられ大田選手のマシンに気がつかず救助が遅れました。
そこに山路選手のマシンが止まり、自ら消火器をもち消化作業を始めました。
山路選手のこの行動は多くのサーキット関係者に感動をあたえました。
もし、自分が同じ立場ならはたして同じことができるのだろうか?
舞台は、全日本選手権の決勝レースでありだれもが自分のことにのみ集中する中で、この行為がいかにすばらしことであり、また、簡単にマネのできないことか!
レースは確かに重要であり結果がすべてです。
しかし、人の命はもっと重要でそれに変わるものは他にはない!

どうして、サーキットなんて危ないところを走るの?
死んだらどうするの?
と、よく言われたりします。

走ることが好きだから。
もっと練習して速くなりたいから。
そしてそこには、同じ思いを描いているたくさんの仲間がいるから、、、、

だからこれからも走り続けられるし、、
走り続けようと思います。

少し重たい話になりましたが、これが私なりの答えだと思います。

最後に偉大なF1世界チャンピオン ジャッキースチュワートがこんなことを言っていました。

・・・私はサーキットに1滴の血も流さなかったことを誇りに思う。・・・・・

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“サーキットを走るということについて、、、、、、” への5件の返信

  1. サーキットでは天才的なドライバー程、神に召されると言うジンクスを聞いた事があります。セナを初めとして古くはジムクラーク、ヨッヘンリント、日本では福沢幸雄、川合稔、川戸裕 等々…。
    逸材であったこれらの人達が今に生きてレース界の重鎮として活躍する姿を見たかったものです。

  2. テルリンさん 私も同感です。
    もし、セナが今生きていたならば、今のシューマッハにどういう言葉を贈るのだろう?
    また、自分に憧れてF1デビューした佐藤琢磨に対しては?、、、
    そんなことを考えます。

  3. はじめまして、こんばんは。
    サーキットではありませんが、RALLYドライブに魅せられて、15年。へたくそながらもRALLYに参戦しています。
    サーキットの競り合うドライビングとは異なる自分との戦いですが、優れたドライバーの運転は、まさに自分の神経が車のすみずみまで行き渡ってるようなコントロール能力です。
    関心のない人から見れば、「何を意味のないことを・・・」となるのでしょうが、自動車を操る事への欲求は大きなテーマなのです。
    お話しとは趣旨のずれたコメントかもしれませんが、ご挨拶まで。m(__)m

  4. BOXER-4さん
    コメント、ありがとうございます。
    私も昔、ダートラ車のメンテをしていたことがあります。全日本クラスの人の走りは、やはり感動の一言です。
    そのレベルまで到達するには、どれほど大変かは、わかる人にはきっとわかるのでしょう。

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