★繋がり

この世界は、たぶん皆さんが思う以上に横の繋がりが大きくあります。

チューニングという世界は、本当に狭い世界なのだと思います。

以前からいろいろなポルシェのチューニングの相談を聞いていたのですが、
たまたま用があり知り合いのお店に行くと同じような内容のことを聞かれました。

不思議に思い車は?  と聞いてみるとほぼ同じ車です。

相談内容も同じ、、、、


同じお客さんが複数の店に電話して同じ内容を相談しているようでした。

しかもやけに細かい部分や値段までいろいろ、、、

さすがに疲れますね、、、こういう人は、、、

たぶん本人は、悪気がなく聞いているのだと思いますがSHOP単位だけでなくメーカーも
含めて同じことに時間を取られる状態になります。

どういうことかというと、、、

見積もり段階だと、、メーカーに直接在庫の有無やマッチングについて問い合わせをします。

もし、これを複数の店で同じ事を聞いているのであれば少なくともメーカー側には、3回以上は
同じ問い合わせが入ります。

しかも、マッチングなどについての相談だと在庫確認のようにすぐ終わる内容の電話ではないのです。

メーカー側も迷惑な話です。

それで話が決まればまだいいのですが、こういうお客さんに限ってのらりくらりと
問い合わせのみで終わる場合がほとんどです。

本人は、気付いていないかもしれませんがこういうお客さんは、SHOP側からも要注意人物と
なってしまいます。 

そうです、、

案外SHOPは、あちこちで繋がっています。

だから変な話、、何年のあのポルシェに乗っている客?、、、みたいな感じですぐに話が
通じるぐらいなってしまいます。

ほんと狭い業界なので、、、

これは、チューニング業界だけでなくディラーでも同じです。

昔、ボルボのディラーに勤める人に聞いたことがあるのですが、散々店をかき回したあげく
全然関係のないところで並行車を買ったお客さんがいたそうです。

そして事もあろうにそのお客さんがそのボルボに乗りそのディラーにメンテナンスの依頼にきたそうです。

どうなったと思います?

入り口から出入り禁止です。

入ってきた段階でそれを見た営業マンがサービスに経緯を話して
お店に入れなくしました。

どうしてだ!、、、というお客さんにその営業マンは、こう言ったそうです。

「この店に入れない理由、、、、、あなたが1番後存知ですよね!」って

その後、そのお客さんは、都内のどこのディラーにも入れなくなったそうです。

実力のあるディラーの営業マンなら一人のお客を出入り禁止にすることぐらい簡単なこと
みたいです。

この話は、極端な例ですが、、、

それぐらいこの業界は、繋がっています。

嫌われるお客さんは、どこに行っても嫌われます。

これは、車業界だけでなくどの業界もそうだと思います。

はっきり言って嫌われると損です。

ほんといいことがありません。

同じ車好きならそうならないようにしたいものです。