ポルシェの3.8Lエンジン分解中です。
ブーローバイガスが多く、圧縮圧力がひどいところで4以上違う状態のエンジンです。
原因は、たぶんピストンリング?
ポルシェのエンジンをSETするための専用の字具を買いました。
今までは、特に必要性を感じなかったのですが、使ってみると、、、
すごく便利です。
やっぱり特殊工具は、偉大ですね!
バルタイを取ってエンジンをばらしていきます。
このエンジンのカムは、非常に変なプロフィールです。
簡単に言えば、インテークが 290度
エキゾーストが 260度
バルブクリアランスの問題もあるのですが、、変なカム?
ポルシェは、シングルカムなのでこのプロフィールを変更しようがないので
どうしてこのようなカムになっているのか解りません。
問題のピストンリングですが、、、ピストンをバラスとリングが落ちてきました。
しかも、、、すべてのピストンリングが割れていました。
最近、ピストンリングに問題がある車をよく整備します。
たまたまでしょうか?
このポルシェは、アメリカ製のJEピストンです。
シリンダーは、3.6Lとボーリング加工して3.8Lにボアアップして再メッキしています。
アメリカ製のパーツは、なんだか信じられない感じがするのは、私だけでしょうか?
見た感じシリンダーには、一切傷は、なく歪もそれほどではありません。
どうしてピストンリングが割れたのか? 謎です。
素材の問題、、、、これが1番考えられるのですが
こればっかりは、調べようがありません。
海外製のピストンリングは、あまりよくないと聞いたことはあります。
純正のピストンリングか、、、国産のピストンリングを流用して使えればベストですが、オーナーと相談して決めたいと思います。