可変バルブシステム

可変バルブと言ってもいろいろ存在します。

昔は、全然興味がなかったのですが、
最近興味を持ち始めました。

人は興味がないものには、
案外無頓着なものです。


可変バルブにもいろいろありますが
もっとも有名なのは、やはりホンダの
VTECです。

VTECは、可変バルブではなく
可変リフトなのですが、1番有名で性能も
素晴らしいものです。

可変バルブは、可変リフトよりも開発するのは大変です。

ポルシェが996ターボで採用した
バリオカムプラスは、
可変バルブと可変リフトを両方制御するものです。

この画期的なシステムをNAでなくターボで
やってしまうのはやはりポルシェの凄さだと思います。

普通やるならターボではなくNAだろーと思う
ことを平気でやるところがさすがポルシェ、、、、、

可変バルブにあまり興味がなかったのは
レースにはあまり必要がないからです。

レースは使うパワーバンドが限られているので
必要がなく逆にその機能そのものが
邪魔になるからです。

でもこの機能は、ストリートには最高の武器と
なるので採用するメーカーは非常に多いです。

VTECは、ある回転からロッカーアームを
切り替えてハイリフト化します。
途中から音が変化するのですぐわかります。

type-Rなどに乗るとその出来の良さに驚きます。

ポルシェのバリオは、VTECとは違い
ロッカーアームを使わないので
一つのリフターに2個のカム山をもちます。

2つのカム山を変化させることによりリフト量を
変化させます。

いずれにしろ凄く複雑な機能である為
チューニングをしていくとジャマになります。

また複雑な構造である為、
チューニングパーツそのものが
作れなくなります。

そうするとチューニングベースの車には
ならないので、本気で走る人にはつまらない
車となります。

最近はノーマルで乗ってもそこそこ速く走れるが、
チューニング出来ない(向いていない)車がたくさんあります。

メーカーがノーマルの状態で複雑なものを付けすぎたりするのが原因でもあります。

今現在、国産チューンドを味わえる現行車は
Z33ぐらいしかありません。

次期GT-Rは、ニュルでポルシェターボを
上回るタイムを記録したと聞きます。

でもチューンドベースになるかならないか!は
ユーザーが判断します。

でひ!面白い車であることを期待したいですね。