車のエンジン組みには、よく1000分の1mmの世界の話が語られます。
ピストンクリアランス、メタルのオイルクリアランス、カムジャナル、などなど
でも単純に考えればよほど特殊な場所でエンジンを組まなければ、あまり関係のない世界となります。
たとえば、1年中同じ温度を保つことが出来るエンジン室でエンジンを組むことの出来る限られた人なら1000分の1の世界を語ることは可能ですが、
それ以外の人間には、語ってもしょうがないことでもあります。
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よく雑誌などのプライベーター用のチューニング記事でやたらクリアランスについて語っている場合がありますが、
もし加工屋さんが聞けば、蹴りを入れたくなるような内容ばかりです。
一般的な工場でエンジンを組んでいると午前中と午後だとクリアランスは違ってあたり前です。
平気で1000分の50ぐらいは変わります。
中には、これを見て加工屋さんの精度が悪いというチューナーまでいます。
あそこにシリンダーのボーリングをやってもらったが全然クリアランスが違う、、、と
お前の測り方が違うんだろ! と 言いたくなります。
私は、クリアランスは、確認程度でいいと思っています。
特に加工屋さんから上がってきたエンジンに関しては、すべてが同じ値に揃っていること。
これが重要です。絶対数値よりも相対数値、、、、
これが大事です。
中には、本当にダメな加工屋さんも存在しますが、この業界は狭いので大体の評判ですぐ解かります。
もし、1000分の1のクリアランスを本当に求めるなら加工からすべて自社工場で行なわなければ到底無理です。
街乗りのチューニングにそこまで求めても意味はないのです。
F1マシンを作るような技術でチューンドカーを作るのは不可能なことです。
限られた範囲の中で、最高の物を作ることに意味があるのです。
決して頭でっかちにならないことが重要でもあります。
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まったく同感です。
実は私も昔、1000分代に拘っていろんな内燃機屋サンを試しましたが、今になって無茶を言ってたなァなんて思ったりしてます。
結局自分の工場に専用のエンジン室なんて無いから、そこで測っても数値は変わってくるんですよね。
今は信頼おける内燃機屋サンに任せて安心してエンジン組んでます。
クルマ好きさんへ
お久しぶりです。
1000分代は、加工屋さんの世界ですねー
ほんと、計るのは無理です。