昔、2年ほど鈑金、塗装の仕事をしていたことがあります。
国産のチューニングに少し嫌気がさして違う世界も見てみたいと思いました。
外車系がメインの会社で、腕もすごくいい職人がいっぱいいる店でした。
請負さんがメインの職場でした。
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鈑金、塗装業界には今は少なくなりましたが請けと呼ばれる職人が多数存在します。
要するに、社員ではなく独立した企業主として店に所属して働いています。
やればやるだけお金になるのですが、やはり腕次第です。
私がいた会社は、多く稼ぐ人は毎月100万円以上収入がありました。
その代わり納期重視で仕事が遅れることは許されない世界です。
毎日、夜中の2時、3時は当たり前の世界です。
私は、社員で主に鈑金作業をするのに邪魔なエンジンや足回りを外したり請負さんがやりきれない仕事をやっていました。
鈑金、塗装屋さんってお互いに結構仲が悪い、印象をよく受けました。
世の中、隣同士って結構仲が悪いケースが多くあります。
鈑金屋が仕上げたパテの出来に満足できない塗装屋さんが多くいたり、その逆も本当によく聞きます。
メカニックはそこから一歩はなれた世界なのでどちらともよく話すのですが、お互いにそれなりの言い分があるようです。
すべて完璧な人間はいないのが職人の世界だと思います。
たたきがうまい人、、、パテの仕上げがうまい人、、、、
ソリッド塗装がうまい人、、メタリックがうまい人、、、
本当に人それぞれです。
1番驚いたのは、仲のいい塗装屋さんに白に塗った2枚のプレートを見せられ「どっちが白い?」と尋ねられたことです。
その頃、塗装にはぜんぜん詳しくなく
メカニックの私には「どっちも」、、と答えるしかない世界の違いでした。
同じ塗装屋さん同士が 「ちょっとこれ黒いよねー」などと話している会話は、私から見ると 「同じなんだけど、、」という世界。
また、鈑金屋さんがパテの仕上げで「ここちょっと触ってみて、、ラインへんでしょ?」といわれて触ってみても 「どこが?」っていうレベル。
本当に住む世界が同じでなければ成り立たない会話を腕のいい職人はしています。
その違いが分かるようになるのに1年以上はかかりました。
おかげで様で今ではメカニックの分際でえらそうに鈑金、塗装を語れる人間になりました。
ロールス、ベンツ、ジャガー、フェラーリ、ポルシェ、BMWなど、、
いろいろな車の鈑金、塗装をまじかで見られたのが勉強になりました。
スタンドックス、PPG、RM などの高級外車指定塗料、、、
シュレット、カーベンチなどのフレーム修正機、、、、
どれも素晴らしいものばかりでしたが、本当に素晴らしかったのはやはり腕のいい職人の技術でした。
最高級の道具や塗料もそれを扱う人間がダメだと、綺麗な車には仕上がらない、、、
そんなことを感じさせてくれた仕事でした。
hiroさんこんばんわ。
板金塗装ネタだったので、思わず飛びついてしまいました。(笑)
ホントこの仕事、天井が無いって言うか上には上が居るもんで、突き詰めだすと限が無いような気がします。
早く100点採れる職人に成りたいものです。。。一生掛かっても無理っぽ・・・
そう言えば、某○ーコン○○倶楽部なんかは、政治的動きが強いらしく、塗料は外資系を使ってる所が多いみたいですね。
チューニングの世界も、ある意味同じような感じに見受けられますが・・・?
tmfactory さんへ
外資系の塗料って扱いが難しいですよね。
やっぱりネームバリューから扱う業者が増えているのでしょうか?
使えこなせなくては意味がないような気がします。
チューニングも同じです。